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異変が起こる

異変は突然に



今日も一日終わりました~

みんなの授業が終わり、あとは家に帰るだけ。

小学生は元気ですね~

みんな帰った後の遊ぶ約束していますよ。


「みんな、帰ろうぜ!」


「龍、学校が終わったとたんに元気になるのはやめな?」


龍君と庵君がお話しています。

同じクラスの二人は仲がいいですね。


他のメンバーは別のクラスみたいで、みんな学校が終われば、下駄箱に集合して一緒に帰っているのだ。


「あれ?リーダーじゃん」


「あ。ほんまやリーダーが一人なんてめずらし~」


廊下を歩いて下駄箱に行く途中で、二人の友達如月 涼介【きさらぎ りょうすけ】くん。みんなのリーダー的存在。本人は無自覚だが、天性のカリスマ性を持っている。初めての物でも難なく使うことができ、成績は学年の無自覚天才児である。


あの毒舌をはく零ですら逆らうことはない。零に指示をだせる唯一の存在・・・・・ってやばない!


あの零に・・・あの零に(大事なので二回言いました)指示を出すなんて。恐ろしいな・・・・みんなはまだ零の毒舌にあったことがないから知らないけど、零の毒舌は周りが公認するほどひどいんやで!


やべーな涼介。恐ろしい!


「ん?ああ龍に庵か。一緒に帰るか?」


「ええな1一緒に帰ろう」


涼介とも一緒に下駄箱についた龍たちはいつものメンバーと一緒に校門へと歩いて行った。


「今日何してあそぶん?」


そんな何気ない会話をしながら歩いていた時。





ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!





とてつもない音とともに目の前にとてつもなく大きなクレーターが現れた。

みんなが声を失うなか、空から一筋の光がみんなの頭上に降り注いだ。


それは目を開けることができず、思わず目をつむり、腕でかばってしまうほどの眩しさ。

その場のすべての人たちを飲み込み、空気に溶けるように消えていった。



その場には誰一人としてのこってはいなかった。

今あったことは何だったのかと思うほど、静寂な放課後であった・・・・・




て、ちょっとまって。

なんで私の周りも光ってんの?え?聞いてないんやけど!!おい!!こら!なんでやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

そんなことを言いながらナレーターも巻き込まれていった。






ここからみんなの物語が始まる

この世界でみんなはどうやって生き残る?






さあ、行っておいで・・・もう一人の私の世界へ・・・・








真っ白な空間のなかにそれはいた。

それの周りには沢山の光のかけらがあった。


「よく来たね、私の可愛い光たちよ」


何もかもを包んでしまうかのような声で、それは愛おしそうに光のかけらたちに言った。


「ここは私が作った異世界ミフレスティイナ。魔法と剣の国だよ。」


そういいながら光たちに見えるよう、水鏡を出した。

そこに映っているのは緑豊かな大地や氷に包まれたお城、魔法を使っている人たちだった。

光たちはそこに映る世界に見とれていた。


「とても綺麗じゃろ?みんなにはここに行ってほしいのじゃ」


それは光たちに言った。

光たちは驚いたと同時に疑問に思った。なぜ自分たちが行かねばならないのだと。


「お前たちにはこの世界で暮らしてほしいのじゃよ。私が作った世界がどれほど良くできているのか。」


それは言った。

光たちはなるほどと納得し、それの思いを受け入れた。

自分たちの知らない世界。怖いと思うけど、それと同じく楽しいと思ってしまうのは、おかしなことなのだろうか?


だけど光たちは知っていた。自分たちは一人ではないことに、仲間がそばにいることに・・・


「さぁ、行っておいで私の光たちよ。その目で見ておいで。世界の広さを」


その言葉とともに光たちは水鏡の中に吸い込まれていった。吸い込まれる中、慈愛の目をして見送ってくれたそれを最後に意識は黒く塗りつぶされた。






「果たしてこれでよかったのだろうか・・・あの子たちの旅路に幸あらんことを」



一人残された空間でそれは言った。自分のせいで巻き込まれたかわいい子たちの無事を願って。その時水鏡が一瞬黒く染まり、派手な音とともに砕け散った・・・・




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