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勇者がいない人類の魔王軍との戦いの記録(北部王国軍参謀本部戦記)  作者: ゆーや
共和国軍の独断専行と北部王国軍の憂鬱
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day90(攻勢失敗と後処理)



 共和国軍は攻勢を中止した。

 師団長の戦死もあるが、損失が日々発生しているにもかかわらず、戦線が全く前進していない状況に対して諦めムードが出てしまった。

 北部王国軍の全面支援も裏目に出た。北部王国軍が全面的に支援しているにもかかわらず前進すらまともにできない状況が、共和国軍に現実を突きつける形となった。

 ことここに至り、撤退支援要請が東部方面軍司令部に対して出されたが、東部方面軍も共和国軍支援にかなりの戦力を割いているため、すぐには支援できないという返事を出した。

 少なくとも第4軍団主力が到着するまでは、持ち応えてほしいという回答が来た。


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共和国第1師団司令部



 「東部方面軍は第4軍団の到着をもって我々の撤退支援を開始するとのことですが、正直そこまで持ちこたえられるか分かりません。北部王国軍各部隊の全面支援で戦線はかろうじて持ち応えている感じですが、いつまでも持ち応えてくれるか未知数です」


 「共和国軍義勇兵部隊が救援のために来てくれます。第4軍団よりも到着は早い見通しですので、補充兵として戦線に投入します」


 「後のことは今は考えない。我々の作戦は失敗した。北部王国軍まで巻き込んでしまったのだ。せめてこの撤退作戦はきっちり行おう。我々はもともと全滅覚悟でここにきているのだ。いまさら損害が増えたところで構うな。北部王国軍のために最後まで戦う」



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北部王国東部方面軍参謀本部



 「今回の共和国軍撤退作戦は非常に重要です。失敗すると最悪の場合、東部方面戦線が総崩れする恐れがあります」


 「投入した兵力がかなり大掛かりになってしまったため、これら部隊の撤収支援はしっかり行う必要があります。第4軍団で足りるという見立てもありますが、万が一不足した場合の保険が必要です。最悪の場合、南部王国軍部隊を南部方面軍から引き抜いて投入することも選択肢に入れていますが、まだ南部方面軍司令部には伝えていません」


 「南部方面軍に早期に伝えないと戦力の投入に時間がかかってしまいますが、さりとて、早期に伝えたら東部方面が危機的状況にあるということが露見してしまいます。そもそも南部方面軍からそんな大部隊を引き抜いて大丈夫かどうかの確証もありません。戦線の縮小も選択肢に入ります」


 「ただの共和国軍の暴走がどうしてここまで大ごとになってしまったか、わからないが各部署で作戦計画について練り直し、早急に解決策を検討しろ。南部方面軍からの引き抜きも、戦線の縮小も必要であれば実行するから選択肢に入れておけ。以上解散」

プロットでは共和国軍が攻勢に失敗し全滅したものの、魔王軍の戦線に大穴が空き、

そこを北部王国軍が突くという反撃計画を立てていました。

実際は小説の通りです。

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