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勇者がいない人類の魔王軍との戦いの記録(北部王国軍参謀本部戦記)  作者: ゆーや
共和国軍の独断専行と北部王国軍の憂鬱
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day85(共和国軍一兵士の思い)

 自分たちの国から脱出を余儀なくされ、北部王国からの支援を受け、武器や衣服の提供、さらには訓練もさせてもらえた。その点には感謝しているが、自分たちの国へ戻りたいという思いは全く変わらなかった。



 この思いがくすぶっているのは私だけでなく全員共通のようで、共和国領への攻勢計画が上から指示されたときは喜んだ。このときは、戦線がどうなっているという情報は全く与えられなかった。



 魔王軍との戦闘が熾烈を極め、戦線の維持にすら四苦八苦しているということを知ったのは、魔王軍との最前線に着いてからだった。皆士気は高かったが、一方であの分厚い魔王軍の戦線を突破できるのかという不安も心の中で大きくなりつつあった。



 そしていざ戦闘が始まると戦線突破どころか、押し返されるという展開になってしまった。私自身は比較的後方の部隊にいたため、被害を受けなかったが、最前線にいた部隊はひどい損害を受けたと聞いた。共和国への帰国がかなわないどころか、こんな名もなき地で最期を迎えるかもしれない。そんな予感ももった。



 北部王国軍の全面支援はつぶさに見ていた。特にあの南部王国軍竜騎兵部隊というおとぎ話程度でしか聞いたことがない部隊の戦いはすさまじかった。あんな部隊があそこまで大活躍しても戦線はびくともしないという現実は皆の士気を削いでいった。

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