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勇者がいない人類の魔王軍との戦いの記録(北部王国軍参謀本部戦記)  作者: ゆーや
共和国軍の独断専行と北部王国軍の憂鬱
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day77(今後の戦闘計画)

 共和国軍が独断専行で東部戦線へ移動しているころ、北部王国軍参謀本部では次のフェーズの検討が本格化していた。

 それが、今後どのように戦闘を進めるかだった。



 東部戦線、南部戦線ともに膠着状態といえば聞こえはいいが、少しずつ戦線は押し込まれており、魔王軍の侵攻を止める手立てはいまのところない。



 住民の避難計画は参謀本部の職務ではないにしても、

 各都市の防衛計画や避難計画の立案、優先順位の設定、住民の避難先の選定、

 東部戦線、南部戦線ともに防衛線をどこに構築し、どのように遅滞戦術を進めていくか

 そして最も重要視されている首都防衛計画をどうするか、

 具体的な作戦計画は立てられていなかった。



 作戦部、企画部の意見は比較的統一されていて、首都も含めた北部王国全体の疎開だった。

 企画部の見立てでは40日、作戦部の見立てでは50日で魔王軍の先鋒部隊が北部王国首都に到達すると予想されていた。

 これは今のペースで魔王軍の侵攻が進むという楽観的なシナリオに基づいており、どこかで戦線が突破されればこの日数は一気に縮むことになる。



 そうした中で突然発生した不確定要因が共和国軍による暴走だった。魔王軍の前に撃退されるのは容易に想像できるが、どのように撃退されるか、魔王軍がどのように反応するか、東部戦線全体に影響が及ぶのか、それとも何も起きないのか。今までは魔王軍とただ戦ってきただけだが、共和国軍の動きは想定こそしていたものの、対策は何もしていなかったため、事後の対策ができていない状態だった。

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