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勇者がいない人類の魔王軍との戦いの記録(北部王国軍参謀本部戦記)  作者: ゆーや
南部王国の陥落、南部王国軍の撤退そして
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day58(北部王国軍参謀本部)

 1.各戦線の情況


 東部戦線は膠着状態となった。元々魔王軍が南部王国首都の攻略に全力を挙げている節があり、東部戦線への圧力は下がっていた。戦線後退や、予備兵力の投入などで北部王国軍側の戦力増強も功を奏し始めている。

 南部戦線は前進不可の報告を受けて数日が経った。避難民の収容、南部王国軍の収容がメインの仕事となり、北部王国軍としては補給線の維持と戦線の維持が主な課題となったが、総じて平穏に推移している。



 2.今後の方針



 今後の方針は定まらない。南部王国政府は首都の放棄を決定したという話が来ており、南部戦線が最前線となることが懸念材料だが、少しだけ時間的猶予があるうえ、南部王国軍をわずかながら併合できるので、出たとこ勝負のところがある。



 存在を忘れていた岬防衛部隊をどうするかいよいよ検討すべき時が来た。3部隊で合計6千人。1個旅団相当だが、少数精鋭とうたわれており、戦線にぜひとも組み込みたい。各岬は偵察拠点の役割も担っていたが、南部王国がなくなるのであれば、その役割もなくなる。

 海軍による補給は特段の負担となっていないと聞いているし、損失も東部戦線や南部戦線と比べると桁一つ少ないため、岬を保持し続けることも可能なのだが、そこまでの価値がないのは間違いなく、そろそろ放棄について決定すべき時なのかもしれない。



 3.他の課題


 

 依然として共和国軍の生き残り将校が北部王国軍将校に食って掛かる場面をみかけることが多い。

 一刻も早く共和国領に戻り、魔王軍の占領下から解放してあげたいという一心から来ていると類推しているが、戦線全体の情況が見えていない。共和国領の奪取どころか、北部王国領への侵攻に備えなければならない状況で、どうしてそういう行動に出られるのか理解できないが、無視することもできず難題となっている。


 教会自警団はもはや組織の体をなしておらず、戦う意思がある兵士は北部王国軍に兵士として組み入れてしまった。軍の編制表から削除する予定。


 南部王国軍を具体的にどのように北部王国軍に組み入れるかはまだ調整できていない。そもそもどの部隊が脱出してくるのかもわからないし、脱出に失敗する可能性も決して低くない。楽観視はできない。そのうえでどこに組み入れるかを部隊の適性を見つつ検討することになる。

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