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勇者がいない人類の魔王軍との戦いの記録(北部王国軍参謀本部戦記)  作者: ゆーや
南部王国の陥落、南部王国軍の撤退そして
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day48(参謀本部作戦部)

 南部王国との共同作戦を開始しようという矢先に発覚した南部王国軍の想像以上の弱体化。



 1個軍団どころか、共和国1個師団程度の戦力しか残されておらず、共和国の生き残り勢力の方が数としては多いという想定外の事態に直面し、参謀本部全体に激震が走って一夜が明けた。情報部の分析不足はいつものこととしても、戦争前には北部王国軍に次いで大陸で二番目に巨大な軍隊だったはずの南部王国軍の消耗は、想像を絶していた。魔王軍との戦いの激しさは十分経験したつもりだったが、まだ北部王国は地形や何より秩序だった撤退により戦力の温存ができていたということを痛感させられた。



 前提としていた南部王国軍があてにできなくなった今、北部王国南部方面軍独力で道を切り開く必要が出てきた。部内には、今後の魔王軍との戦いに備えて、そもそも南部王国救出作戦自体への反対意見も出てきていたが、南部王国民を見捨てるという選択肢が非常に取りにくい以上、救出作戦そのものは続行という方針はそれほど間を置かずに結論として出せた。ただ、救出作戦の終着点を南部王国首都ではなくその手前に置いてしまい、あとは南部王国軍残党勢力に委ねるという選択肢がかなり大きい派閥を占めてきた。



 とにかく救出作戦自体は開始しているし、作戦と呼んでいいのか微妙なほどお粗末な作戦行動しか現在選択肢にはない以上、成り行きに任せるという、あまりやりたくない情勢になりつつある。



 こうなってしまうと、作戦部としてやることがなくなってきた。企画部は、南部戦線崩壊シナリオの検討に着手しており、参謀本部指導部と綿密な調整を始めている。

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