表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者がいない人類の魔王軍との戦いの記録(北部王国軍参謀本部戦記)  作者: ゆーや
南部王国の陥落、南部王国軍の撤退そして
46/122

day48(南部方面軍司令部)

 北部王国に2個目の方面軍が組織された「南部方面軍」


 地上戦総括作戦部長が昇進して南部方面軍司令官に就任した。第1軍団と第2軍団を指揮下に置いているが、将来的には南部王国軍の生き残りも指揮下に入る。また、教会自警団や再編途上の第4軍団、第5軍団の投入も予定されている。東部戦線からの魔王軍の攻勢が弱まった原因が南部王国攻防戦にある以上、南部王国が陥落すればその全力が、この南部戦線に集中する。そのすべてにこの南部方面軍だけで対処しなければならない。

戦争が重大な局面に入りつつあることを、皆が実感しつつあった。



 予定では2日後のday50に国王、大臣列席で軍旗授与式が執り行われる。前線にある南部方面軍司令部で。



 司令官(前地上戦総括作戦部長)手記


 正式に司令官に就任した。短い作戦部長だった。上には階級上は参謀総長がいるが、指揮命令系統としては国王陛下しかいない。以前旅団長を務めていたとき上官の激務ぶりを見ていたので、自分はああはなるまいと誓っていたのに、そのポストになってしまった。

 与えられた使命はこれ以上ないほどにわかりやすいものだ。

 人類の生存である。

 北部王国の生存や、兵士の指揮などほかにもいろいろ任務はあるが、今回はそれらの先の最終目標として人類が生き残ることというわかりやすく、そしてこの上なく達成困難な、過去の北部王国軍将官がおそらく経験したことない重責を一身に背負っている。東部方面軍司令官(信じられないが上司から同僚になった)から様々な申し送り事項をもらったが、私自身東部方面軍で作戦部長をしていたので、新しい情報は少なく、希望を持てる内容も少なかった。

 目の前の課題を一つずつ処理していきたいが、まずは参謀本部と打ち合わせを持たなければならないだろう。現状把握がいまいちできていない。



 新任地上戦総括作戦部長(参謀本部作戦部作戦次長から栄転)日記


 新任南部方面軍司令官が旅団を率いていた時、旅団作戦参謀を務めていた経験を買われ、というか司令官に覚えられていたらしく、後任の地上戦総括作戦部長の指名を受けてしまった。とりあえず地獄の参謀本部勤務から出られるということで、外には出さないが内心では喜んで辞令を受け取った。昇進ではなく横移動なのだが、花形だった参謀本部勤務を外れる形になり見方によっては左遷ともとれる人事なので、おそらく辞令を断らなかったという段階で内心はばれているだろう。それでもこれ以上参謀本部の激務には耐えられなかった。

 地上戦総括作戦部長がどういう仕事をするポストなのかは知らない。前任たる司令官から申し送りをもらったが、およそ作戦部長が行う仕事ではない内容ばかりだった。この任務は今後南部方面軍内で間違いなく必要とされると思ったので、とりあえず南部方面軍司令部に出頭することにした。久しぶりの前線勤務。はっきり言ってうれしい。


 

少しだけ溜めているストックを放出した後、

ストーリーを見直したいので更新少々止まります



評価、いいね、ブックマークありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ