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勇者がいない人類の魔王軍との戦いの記録(北部王国軍参謀本部戦記)  作者: ゆーや
南部王国の陥落、南部王国軍の撤退そして
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day43(参謀次長手記)

day43

北部方面軍参謀本部参謀次長手記



1.情況


 第2軍団先遣隊が魔王軍と接敵。戦闘を開始した。まだ第1軍団は移動中で前線には到着していないが、軍団間で部隊の移動順序や補給統制をめぐりトラブルが発生している。


 南部戦線は順番的には接敵している第2軍団2個旅団、その後ろに第1軍団が列をなして進撃している。側面攻撃を受けると総崩れする危険な状態だが、魔王軍にそこまで高度な作戦立案能力がないことはすでに判明しているため、最低限の側面警護部隊だけが付いている。



2.指揮統制


 南部方面軍司令部創設構想は司令官の人選もできず、まして司令部要員の手配は全く進んでいない状況であり、状況打開に寄与するのは相当先の話となるか、もしくは間に合わない恐れすら出てきた。


 そこで、共和国師団との共同戦線が板についてきた東部方面軍司令部から、地上戦総括作戦部長を引き抜き、南部戦線に赴任させる案が急浮上し、そのまま採用された。


 検討している時間すらないため、とりあえず送り込み、細かい調整は後で行うこととした。どこの司令部に赴任させるかすら決めずにとりあえず異動命令を発令した。それほどまでに南部戦線の指揮命令系統が混沌としつつあった。


 ちなみに地上戦総括作戦部長をそのまま南部方面軍司令官に宛がう人事案も検討されている。第1軍団長が自身を南部方面軍司令官職にしたいがためにいろいろ策を弄しており、それが南部戦線全体に悪影響を及ぼしている。


 南部王国軍竜騎兵部隊は、南部王国首都と北部王国軍参謀本部の連絡役を主な任務とし、魔王軍の動静偵察もしている。敵勢に関する情報は第2軍団司令部に集約されており、そこから第1軍団司令部に情報共有しているが、この順番すらも第1軍団司令部の不満の種となっている。



3.増強計画


 義勇兵より構成される共和国第3師団が編制完結した。これから訓練を経て戦線投入となるが、投入先が東部戦線なのか南部戦線なのかが決まっていない。そういう意味では第4軍団自体の投入先も決まっていない。


 教会自警旅団はほぼ編制完結し、補給部隊護衛の任に当たっている。最前線の戦闘に従事できないため、不満の声が上がっているが、戦闘能力をどの程度持っているかわからない部隊を最前線になど到底配備できない。

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