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day34

 day34

 北部王国軍参謀本部



 1.概況



 突然、A岬防衛部隊から魔王軍の敵襲を受けたという報告が届き、参謀本部内に激震が走った。A岬は南部王国領内にある北部王国軍の岬を利用した砦であり、ここが攻撃を受けるということはすなわちそこまで魔王軍が侵攻しているということを意味するためである。


 day5で南部王国と合同参謀会議を開き、密接な情報交換をするという話をしておきながら、この29日間ろくに情報のやりとりをしていなかった。ただ、この点はこちらもDE街防衛戦にかまけきりとなり、問い合わせなど何もしていなかったという非があるため、南部王国政府を責めることはできないが、結果としてまたしても奇襲を受けたような状態になってしまった。



 2.敵勢分析



 A岬防衛部隊は3000人と小規模な部隊であり、防衛以外の用途に部隊を回す余裕が最初からなく、また、魔王軍の攻撃を全く予期していなかったため、偵察を全くできていなかった。結果としてDE街の戦況と同じく、朝起きたらいきなり見渡す限りに魔王軍の軍勢が見えるという何の役にも立たない絶望的な戦況報告を受けることとなった。



 3.味方情況



 A岬は地形的には防衛に向いており、砦も長期戦に備えて作られている。よって、魔王軍の大部隊が来たところで一度に攻め込むことができるような地形ではなく、せいぜい数十体がすこしずつ攻め込むことしかできない。そのため、防衛としては非常にやりやすいのだが、陸路は魔王軍に遮断されてしまい、海路以外の連絡・補給手段を失ってしまったため、籠城をいつまでできるかはわからない。空路は非常時以外使えない。

 砦内部隊の士気は旺盛であり、戦闘には支障しないが撤退すら検討していたところであり、今後どうするか参謀本部としても決めかねているところ。



 4.分析



 A岬まで魔王軍が来たということは、少なくともそこまでの地域は魔王軍に占領されたとみるのが自然だが、その理屈で行くと南部王国領の東側3分の1が魔王軍の支配下に落ちたことになるうえ、南部王国首都が魔王軍の攻勢を受けている最悪の事態も想定できてしまう。



 5.当座の措置



 とにかくにも、南部王国軍司令部と連絡を取り、状況について早急に情報を得る。そのうえで、A岬だけでなく、B岬及びC岬駐留部隊についてもいたずらに戦力を消耗することは避けたいので、撤退含め検討を行う。

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