day25(共和国軍部隊指揮系統の検討)
day25
北部王国軍参謀本部
1.検討事項
共和国軍残余部隊2個師団の指揮統制について。
まだ休養、再編途上でしばらくは前線復帰は予定していないが、前線復帰後のことをいまから見越して指揮統制について検討する。
共和国という政治体制はすでになくなっており、共和国指導部は一部生き残りはいるものの国家としての体はなしていない。亡命政府も今日現在ではまだ組織されていない以上、共和国軍という軍隊が今もあるという考え方はかなり難しい。よって、共和国軍残余部隊は基本的に北部王国軍一部部隊として扱うのが一番筋が通るし、北部王国軍参謀本部としてもその方がやりやすい。
2.敵動静
魔王軍は第1防衛ラインのうち街道筋に対し大規模攻撃を行っているが、魔王軍の戦力が予想よりもはるかに少なく、防衛ラインにとって大きな脅威となっていない。当然、増援が来ることは予想している。
街道筋以外は散発的な交戦か、そもそも戦闘が発生していないという状況。
3.味方部隊
敵の攻勢が予想より緩く増援の必要性が低いため、予定していた第1軍団の戦略予備投入はまだ実行されていない。前線部隊の入れ替えも当分行わなくてもよい方向。
第4軍団は依然として編制途上で、戦力化するにはしばらく時間がかかる見通し。
4.検討
共和国軍の部隊編入には以下のパターンを想定している。
①共和国軍部隊だけで1個軍団を編制
摩耗が激しいとはいえ、2個師団相当の戦力を保持しており、1個軍団を編制するだけの戦力がある。また、義勇兵の実戦投入が現実になったとき、この共和国軍団指揮下に義勇軍部隊をそのまま組み込んでしまえば、指揮系統の整理が容易ではないかとされている。
②東部方面軍司令部指揮下へ
本命案。対魔王軍戦線は東部方面軍司令部が一元指揮をしており、その下に北部王国軍第3軍団が配備されている。第3軍団指揮下に組み込むか、東部方面軍司令部直属部隊にするか含め、扱いを東部方面軍司令官付にしてしまう案。指揮官一人の原則に従えば、もっともきれいになる。補給統制上も一番すっきりする。
問題は北部王国軍には共和国軍部隊を指揮した経験がなく、指揮下に組み込んで戦力を有効活用できるか、さらにはそもそも指揮下で満足に運用することができるのかというところである。
③その他
戦闘指揮の混乱を避けるため南部王国との国境に配置転換してしまうという案や、共和国軍自体を解体してしまうという案、解体まではいかないにしても大隊単位まで細切れにしてしまい実質的にただの補充兵扱いする案も検討したが、せっかく戦略単位の部隊として残せているため、案①か案②が本命となっている。




