day19(東部方面軍司令部発)
Day19
東部方面軍司令部(王国軍参謀本部命令で本日より東部戦線司令部から部隊名変更)
1.状況
共和国軍がDE街の放棄を決定し、逐次部隊の収容を開始。ただ、戦闘による摩耗が激しいことから、そのまま最前線に留め置かず一度完全に後方地帯に引き上げ、部隊の整理と休養を行わせる予定。
2.敵動静
DE街に魔王軍が集中しており、それ以外の国境では魔王軍の姿は確認されていない。DE街についてはすでにほぼ全域が魔王軍の支配下に落ちているが、市民の避難は完了していることから、実害はそれほどない。
3.味方情況
麾下部隊は第1防衛ラインに展開完了。
第3軍団
北部戦線担当
第21旅団
第25旅団
街道防衛部隊
第6旅団
第14旅団
南部戦線担当
第11連隊戦闘団
第13旅団
遊撃部隊
第2騎兵旅団
第3騎兵旅団
戦前から第1軍団が首都防衛、第2軍団が南部王国国境防衛、第3軍団が共和国国境防衛を担当していたため、その流れで第3軍団主体で東部戦線を構築している。
ただし、戦力は大幅に増強されており、2個旅団、2個騎兵旅団、1個連隊戦闘団は増援として配備されている。
また北部王国軍参謀本部より第1軍団は戦略予備として使用可能との連絡を受けているほか、第4軍団を編制中とのことである。
4.分析、結論
まず魔王軍と正面で衝突したとき、どの程度の損害を受けるかがわからないので、北部王国軍現有兵力から抽出できる最大値を配備された格好。増援部隊も同様の構想で計画されている。
それでも増援部隊の編制に時間がかかるのは避けられないため、遅滞戦術を活用する。