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悪役令嬢は傍観に徹したい!  作者: 白霧 雪。
原作・悪役令嬢、現在・傍観主希望
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02

 

 カルメラ魔法学園は、大魔女カルメラが創設した中等部と高等部に分かれた六年制の魔法学校だ。


 白がイメージカラーの太陽の寮。

 黒がイメージカラーの月の寮。

 緑がイメージカラーの星の寮の三寮がある。

 入学時に組分けられ、同寮生とは六年間付き合っていくことになる。


 イメージカラーに則った制服に身を包み、魔法使いのローブを羽織る。

 寮ごとに規則や特色は異なり、月の寮生は貴族や由緒ある血筋の子息子女が多いからか、ゆったりとしたお淑やかな雰囲気に包まれている。


 自寮だから、と贔屓目に見ているわけではないが、ヴィオラは月の寮で良かったと思う。

 ルールに従ってさえいれば寮生たちは仲良しで、縦の繋がりも強い。先輩たちはよく、妹に追われているヴィオラを見かけてはローブの中に匿ってくれた。


 太陽の寮は良く言えば元気な生徒が多く、星の寮は不思議ちゃんが多い。


 ヴィオラは原作通り月の寮で、妹はヒロインに相応しい太陽の寮に選ばれた。本人は「お姉さまと一緒がよかった!!」と駄々をこねていた。


 ひとつ、記憶違いなのか、ユリアは星の寮生だった気がしたのだが、同寮生なのはどういうことだろ。

 もしかしたら中身が違うことによっての弊害なのかもしれない――そう考えないと、ユリアがヒロインの姉である悪役令嬢(仮)に優しくする意味がわからなかった。


「それでねお姉さま! ジュキアったら魔法生物の授業で一角獣に頭突きされててね!」


 現実逃避はこれくらいにして、目の前の地獄からどうやって抜け出そうかそろそろ考えなければ。


 にこにこと、女神に愛されたかのように可愛らしい少女。

 たなびく美しい金の髪に、太陽の輝きを詰め込んだ黄金色の瞳。純白の制服がこれ以上ないほどによく似合っている。

 ニコニコと笑みを浮かべてお喋りをする妹――アリス・ナイトレイ。この世界のヒロインだ。


 カフェテリアの丸テーブルに四人で座っている。

 目の前に妹、右にジュキア、左にクリス。いや誰だよ。知ってるけども! 知識としては攻略対象だろ、知ってるけど! ヴィオラとは初対面なんだから自己紹介とかして!?

 

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