能力
「能力ってどんなの何ですか?」と葵が訊いた
「見れば分かるって言いたいけど簡単に言えば有を無に還す能力かな。詳しくは鋼自身に聞かないとわからないよ」
「なるほど、少し理解しました」
「そうだ。鋼が優しいんじゃなくて差別をする奴が嫌いなだけって言ってたよ。だからノーマルを嫌いなんだって」
「なるほど、そういう事ですか」
「うん、まぁ見ようか」
「そうですね」
「死ね。異常者」と男が銃を発砲してくる
「この程度で殺せるとでも思ったノーマル」と弾丸を消す
「何をしやがった。化け物が」と男がナイフを取り出して切りかかってきた
「化け物がナイフごときで殺せるとでも」とナイフを消して男を地面に叩きつける
「じゃあ消えろ」
「異常者と呼んだ事を謝るそれにもう関わらないから助けてくれ」
「嫌だね。楽に死なせてやるから大人しく消えろ」
「そこまでだよ鋼」と冬夜が止めに入る
「何故、止める冬夜」
「彼を殺す必要がない」
「分かった。だか記憶は消す。いいな」
「いいよ。僕もその気だったし」
記憶を消して男を逃した
「じゃあ葵だっけ組織に案内してくれ」
「はい」と葵がかしこまって返事をした
「ではこちらです」