異常者
「ちっ、バレたなら仕方がない。」と言って男が銃を構えてながら出てきた。
「死にたくないなら今の話聞かせてくれないか」と言ってきたから俺は「嫌だね」と返した
「なら、そこの女以外の二人を殺して後でじっくりと聞くか」と男が変な笑いをしながら言った
「やれるならやってみろノーマル」と煽った
「冬夜、葵とやらを守れ」
「分かった。葵さんは僕の後ろに」
「私が戦えます。下手に戦って怪我をさせたらリーダーに怒られるので」
「俺は大事な商品か。てか俺の能力知ってるんだろ」と微笑を浮かべながら訊いた
「私は知りません。ランク外能力としか」と困ったように葵が答えた
「じゃあ、僕の能力も知らないの」と冬夜が訊いた
「はい」
「なるほど まぁ、冬夜が能力を使う必要がないと思うけどな」
「何を言ってやがる。異常者が」と男が言った
「黙れ」と俺がイラつきながら言った
「異常者を異常者って言って何が悪い」
「うるせえな。今、こっちで話してるんだよ。分かんねぇのかノーマル」
「はぁ、異常者が調子乗ってるんじゃねえ」と銃を俺たちに向けて発砲しようとした
「冬夜、葵下がっていろ。こいつは俺の獲物だ」
「分かった」
「はい、すいません」と葵が冬夜の後ろに隠れた
「いつもは、あんなに怒らないのに」と冬夜が言った
「どういうことですか」と恐る恐る葵が訊いた
「いつもは異常者なんて言葉聴いても関係ないって感じなんだけどノーマルがアブノーマルのいる時に言うと怒るんだよね。まぁ今回は彼の言い方が見下してたからだと思うけど」と冬夜が答えた
「そうなんですか。優しいんですね」
「まぁね」