能力
開発施設に着いたら白衣の人が近づいてきた。
「よく来たね。鋼くん、私はこの施設の管理者の東堂燐だ。よろしくね。」と手を出した
顔を隠し白衣はぶかぶかで身長にあっていない
「ああ、よろしく」と握手した
「この施設は君が今着ている服などを作っている」
「何人いるんだこの施設に人の気配が無いが」
「三人だよ。私を除いてねただ今は出払っているからいないんだよ」
「四人だけでよく回るな」
「私ともう一人はアブノーマル・ハーフなんだけど残りの二人がアブノーマルで結構働いてくれるんだよ」
「能力が物作りに特化したタイプという事か」
「まぁね、私たちもそういった能力者なんだよだから回ってるよ。しっかりと」
「燐とりあえず報告な。そいつが実験体になってくれるそうだ。私は店に戻るよ」と玲華が外に出ていった
「じゃあ俺も組織戻るからじゃあな」と仁も戻っていった
「じゃあ、聞きたいことはあるかな」
「この組織で一番強い奴は誰だ」
「一番は多分リーダーだね。戦わないからわからないけど二番目が仁で三番目が凛ちゃん四番目が葵ちゃんかな」
「仁と葵は知っている。仁がランク外能力者で葵が空間干渉系能力者だよな」
「そうだよ」
「三番目の凛ってどんな奴なんだ」
「名前は伊馬凛。彼女もランク外能力者で能力が冬夜ちゃんと似ているんだよ。どんな人って言うなら凛々しいかな」と燐が考えながら答えた
「神奈はどうなんだ」
「不明」
「不明?」
「分からないんだ特殊だからね」
「なるほど、じゃあ次は何でこの組織に入ったんだ」
「私はリーダーに興味があるからと自分の作りたいものが作れればいいんだよ。目的とかそういうのはどうでもいいから」
「なるほど、リーダーに興味があるってどういうことだ」
「そのまんまの意味だよ。リーダーというよりかは能力の方に興味がある。彼女は特殊っていったでしょ。彼女の能力は誰よりもヤバイ。能力だけなら多分一番危険、君のより厄介なんだよ」と真剣に答えた
「俺の能力よりなのか」
「そうだよ。彼女は能力を複数持つ。この世に存在する能力者の中で唯一の複数能力持ちなんだよ」