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05落ち着きのある後日談

〈落ち着きのある後日談〉


那由多百々の実家である、喫茶店兼アンティークショップでの一幕

まず、黒地のワンピースに白いエプロンを着けたものを、メイドと呼ぶかウェイトレスと呼ぶかは人によりけりだ。

俺はあくまでもウェイトレスだと思ってはいるが、目の前にいるこいつはどうやら違うらしい。

「どう見てもメイドですホントにありがとうございます」

一瞬思考を停止したような、少し視線を泳がせたのか、頭の先からつま先まで見たあと、少し顔を赤らめながら何故か真顔でお礼を言われた。

でも、ちょっと何を言っているのかわからない。

いや、関わり始めてからこいつはちょくちょく俺にはわからない調子の(おそらく一部の界隈で通用する共通言語的なものだと思う)言葉を口にすることがあって、まぁでも、それがこいつの通常運転なのかもしれないと最近は思うようになってきた。要するに慣れだ慣れ。

「……ウェイトレスだ」

「……これを言うと変態みたいだけど……その…………似合うよ」

別に褒めることぐらいで変態扱いするわけでは無いんだが、褒められたことそのものは嬉しいと思う。

「そうか」

「うん」

「…で………御注文は?」


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