独青
赤い光に照らされて
僕は少し考える
このままやはり帰ろうか
掴み取らなければ
掴み切らなければ
何が手に入るのだろう
何が手に傷を残すのだろう
自問自答しながらの自慰に
意味を求める事自体
どうせ体液に興味は無くて
吹けば飛ぶような
拭えば剥がれるような表皮だった
ふわふわ浮く僕に火をつけて
一緒に爆発してくれるかい
教室で浮く僕を吸って
一緒に止まってくれるかい
まったく無駄な事をしてくれた
それでも僕は君を思うよ
その気持ちに嘘は無いのか
まだ僕には分からないけど
これが錯覚だとしても
僕の心で確かにそれは
感じられた物だから
自分の心の責任ぐらい
自分で取らなきゃ嘘だろう
飽きたら捨ててくれていい
呆れたら壊してくれていい
そのまま僕を息を吸った