九条家と繋がろう
「俺がいた未来ではそうでした。ここではその通りになるとは限りませんが… なので俺の中では幕府からより朝廷からの任官に重きを置きたいのですが、朝廷に直接献金や献上品を届けたりはできないものですか?」
皆がポカーンとする中、俺がきいた。
「贈るというのならば寺から繋げるじゃろ」とアリヤス。
「そうですね、真輪寺に話を持っていけば九条家なり日野家なりには繋げられるかと…」とクロード。
「九条家、九条家って確かかなり偉いですよね? 日野家って、日野富子の日野家?」と俺。
「九条家は摂家の中でも一番じゃ。で、確か日野富子と言うのは日野家から公方様に嫁いでおったはずじゃ」とクロード。
『うすうす感じてはいたけど、うちの殿様って、この中で一番頭いい?』
「日野家は何となく幕府方っぽいので、九条家と繋がりましょう。そうしましょう。是非、そうしましょう」と俺。
「それをわしがやればよいのか?」とアリヤス。
「そういう事が得意な人にやらせればよいのです。また、そういう事が得意な人を育ててください」と俺。
「蔵人、お主、外交方に来ぬか?」とアリヤス。
「殿と石花殿は俺と一緒に全部門を回ります」と俺。
「馬場殿とおすすめください」とクロード。
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「前もって考えていたのはここまでなのですが、後、四つの部門がありますので、ここに居られる方の中から長を決めてしまっていいですか? 他の本間様もご同席の場で決めた方がいいですか?」と俺。
「沢根は長につかなくてよいのか?」とマサヤス。
「ぬっ! わしも欲しいぞ」とハルミツ。
「賢密様には貞兼様の元、鉱山・林業部門で主に軍事面、治安維持面で指揮をとっていただきたいのですが…」と俺。
「むっ! 軍事面か… そうか、それはいいかもな…」とハルミツ。
「沢根に軍事を任せると危なっかしいぞ」とタカヤス。
「潟上には言われとうないぞ」とハルミツ。
「ハッハッハッハッハ」
「ハッハッハッハッハ」
と両者。
『大丈夫か? 笑ってるよね? じゃれてるだけだよね?』
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結局、ここにいる本間様で長を決めることになり、他の本間様には、それぞれの部門の補佐的な役割になってもらうことになった。
◯農業・畜産部門はタカヤス。
新しい農具や正条植え、塩水選などの普及と、新たな農産物、家畜の確保をしてもらう。養蚕もここだ。
佐渡大膳(いずれは日本海大膳)を名乗ってもらう。
◯工業・生産部門はコレヒデ。
武器も道具も、まだまだいろいろ作ってもらわなければならない。職人育成に力を入れてもらう。
佐渡修理(いずれは日本海修理)を名乗ってもらう。
◯技術・開発部門はトヨスエ。
全ての部門で試行錯誤しながらやってもらう必要がある。特に俺のラノベ読者レベルの知識を実用化するために大切な部門だ。
佐渡内匠頭(いずれは日本海内匠頭)を名乗ってもらう。
◯文化・芸術部門はマサヤス。
衣食住も大事だけど、これも大事だよね。文化・芸術と言いながら、とにかく娯楽方面に力を入れてもらいたい。
佐渡式部(いずれは日本海式部)を名乗ってもらう。
「まずはやっぱり能か…?」とマサヤス。
「能… ですか? 佐渡では能が盛んなのですか?」と俺。
「世阿弥殿がおったからの」とクロード。
なんか、そう言えば流罪で佐渡に居たとか…
「それは是非とも振興支援してください」と俺。
「大膳神社とも話をせんとの」とマサヤス。
「それからもっと退廃的で歓楽的な方面にも」と俺。
実は密かに猫島(舳倉島)を領有して、歓楽島にしたいと思っている。
歓楽島は男の浪漫 …( = =)




