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佐渡国組閣

◯外交・諜報部門の長にはアリヤス。


「まず、外交・諜報部門の長には有泰様になっていただきたいのですが、その前に、ひとつ質問があります」と俺。


「何じゃ?」とアリヤス。


「今、幕府から佐渡守を正式に任命されている方はおられますか?」と俺。


「わしは守護代じゃ」とアリヤス。


「貞兼様の佐渡守はどう言うかたちで名乗られることになったのですか?」と俺。


「それは、あれじゃ… 佐渡は本間家のもので、本間家で一番力を持っているのが河原田本間家だからじゃ」とサダカネ。


「ですね。なので、ここは今後、幕府なり朝廷なりにちょくちょく献金なり献上品を贈るなりして、正式に有泰様を佐渡国主に任命してもらいましょう。守護代の有泰様になってもらうのが、一番話を進めやすいでしょう。なので外交・諜報部門の長は有泰様にお願いします」と俺。


「よいのか? 河原田は…」とアリヤス。


「よいよい。まあ続きをきけ。ショーゴ、話を続けよ」とサダカネ。


「はい」と俺。


◯水軍・漁業部門の長にはタカスエ。


「水軍・漁業部門の長には高季様になっていただきます。既に造船や乗組員の育成にも着手していただいておりますので、このまま続けていただいて、漁船、商船問わず、海上の安全な航行に力を入れてください」と俺。


「よし、それで日本海探題を名乗ってよいのじゃな」とタカスエ。


「日本海探題は蝦夷から博多の航海を何度か繰り返してから名乗ってください」と俺。


「何じゃ、その日本海探題と言うのは?」とマサヤス。


「それぞれの部門の長には、それぞれに佐渡国の公職名を名乗っていただきます。外交・諜報部門の長は「佐渡守」、水軍・漁業部門の長は「日本海探題」です」と俺。


「わしにも何かあるのか?」とマサヤス。


「じゃから、まあ、話をきけ。ショーゴ、続けよ」とサダカネ。


「はい、あっ、皆さんのご家来方は自分の部門にしばらずに、各々得意な部門に配置してくださいね。人との交渉事が得意な人は外交部門に、船が得意な人は水軍にお願いしますよ」と俺。


◯鉱山・林業部門の長はサダカネ。


「貞兼様には鉱山・林業部門の長になっていただきます。今後の山での作業全般を担ってもらいますので、一番人員を増やして育成してもらわなければなりません。また、海の治安は海上・漁業部門の日本海探題に守ってもらいますが、今後広がる予定の領地も含めて佐渡国の治安は鉱山・林業部門で維持してもらいます。領地の警ら巡回等もこの部門です。なので職は「御守衛総督」を名乗っていただきます。まずは佐渡御守衛総督と、いずれは日本海御守衛総督です」と俺。


「うむ、よかろう」とサダカネ。


「それは「佐渡守」とどちらが偉いのじゃ?」とアリヤス。


「今は一緒です。いずれ幕府か朝廷から正式に「佐渡守」をいただけたら「佐渡守」が偉いことになります」と俺。


「そうなのか?」とアリヤスがサダカネの方にむかってきいた。


「どうなのじゃ?」とサダカネは今度はクロードの方にむかってきいた。


「まあ、お墨付きがあれば、確かにそちらの方が偉いと言うことになりましょう」とクロード。


「そこで、幕府と朝廷について皆さんにお知らせしておきます。俺がいた500年後の日本には幕府はありません。政府と言うものに変わっておりました。朝廷は形は変わりますが、500年後も天皇家は存在しています」と俺。


「ナント!」皆が一様に驚いた。


「今の将軍様は足利義輝様ですか?」と俺。


「足利じゃが諱はわからんぞ、ショーゴ」とクロード。


「そうですか… まあ、聞くだけ聞いてください。これから幕府は足利義輝が三好に討たれます。その後、織田信長が義輝の弟の足利義昭を奉じて京に上ります。しかし義昭が信長を排除しようとして、逆に信長に西へ西へと追いやられます。その信長が明智光秀に討たれ、光秀は信長の家臣の豊臣秀吉に討たれます。秀吉は太閤となって天下を治めますが、その死後に徳川家康が豊臣に勝ち江戸に幕府を開きます。江戸の幕府はその後… えっと… 250年くらいかな? かなり長く続きますが、明治維新が起こり薩摩・長州が中心の明治政府が始まります」と俺。


 皆が一様にポカーンとした。

みんなを諱で呼んでおいて、「諱はわからんぞ」もないけど…(;´∀`)

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