本間会議(と言いつつ所信表明演説)
俺はみんなが地図に興味津々なのをみとって、佐渡の地図と日本地図も出す。
「これが佐渡です。そしてこれが日の本です」と俺。
「おお」マサヤス
「おお」タカヤス
「確かに、佐渡の形じゃ」アリヤス
「これか? ここが佐渡じゃな」とコレヒデが日本地図の方の佐渡の位置を指さして言った。
「はい、そこが佐渡です。向かいが越後、出羽、ここが蝦夷です。そしてこれが能登、越前、若狭、丹後です」と俺が日本地図をまずは北へ、次に南(西)に指を進めて説明した。
「このまだ先か? お主が領有したいのは?」とコレヒデが日本地図の北海道と九州の上と下を指してきいてきた。
「はい」と俺は世界地図側に指を移して、
「この北海道、ああ、蝦夷のさらに北の樺太の一番北の端と、こちらは薩摩から琉球のさらに南の台湾、高砂国の南の方を領有したいのです。あっ、ここ、ここらへんにある、えっと、猫島でしたっけ? そこも領有したいです。佐渡が落ち着いたら、まずは猫島を領有して開発しましょう」と答える。さらに、
「春にはまず蝦夷にむけて船を出します。蝦夷まで行って帰ってきて、また博多まで行って帰ってきたら、ある程度敵味方が見えてくると思います。敵などいないに越したことはありませんが、武力はしっかり持っておきたいところです」
そう言って俺は、今度はシャベル、ツルハシやクロスボウ、スリング、それに長槍などなど、これまでに作ってもらった武器を出して見せる。
「これからいろいろ作りますが、とりあえず今のところできたモノを見てもらいます」
シャベルやツルハシを指して「これは元々は穴を掘るモノだが武器としても使える」とか、
クロスボウは「達人でなくても狙いを定めやすい弓」とか、
スリングは「これで銀鉱石を投げ入れた。手で投げるより力強く遠くまで投げられる」とか、
長槍は「柵や盾で守って、遠くから突き刺す」とか説明した。
「今後、鉄砲や火薬を使う武器が主流になりますが、それらは追々作れるようにしていきます。佐渡は島なので、まずは水軍の力をつける必要があります。船の数も乗組員の数も増やして、船の性能もこれからドンドン高めて行きます」
ここまで話して、最後にオール本間ーズにお願いをする。
「皆さんにお願いします。とにかく身内での争いはしないでください。三年から五年の間に俺が今言ったことを実感してもらえるようにします。争ってまで佐渡をひとり占めしなくても、全ての本間家が、佐渡中の人々が十分に豊かな暮らしができると思ってもらえるようにします」と俺
と、俺が頭を下げるとアリヤスがきいてきた。
「河原田は銀を掘るのか? 羽茂は船を作るのか? で、わしは、わしらは何をすればよいのじゃ?」とアリヤス。
「そうですね、まずはこれから言う部門に皆さんのご家来方を、それぞれ得意そうなところに配属してください。あっ、書き出した方がいいですね」
俺は紙に作りたい組織を列挙していった。
◯外交・諜報部門
◯水軍・漁業部門
◯鉱山・林業部門
◯農業・畜産部門
◯工業・生産部門
◯技術・開発部門
◯文化・芸術部門
「今日、ここにおられない本間家の方はどなたかおられますか?」と俺。
「うちじゃ、石花と永野と北方かの? 舟代もじゃな」とサダカネ。
「うちは五十里じゃ」とコレヒデ。
「うちは高塚と多田と新穂と吉岡じゃ」とタカスエ。
「うちは馬場と坊ケ浦じゃ」とアリヤス。
『えっ? エッ? えエっッ!? みんな本間様なの?(;´∀`)』
いつものことながら言っておきます。
登場人物については、パラレルファンタジーフィクションってことで、ツッコミはナシでお願いします、はい(^O^;)




