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佐渡金山銀山開発会議

菱田翔吾(ひしだしょうご)と申します。500年くらい未来から時をさかのぼって神隠しに遭ってやって来ました。よろしくお願いします」


 博多の神屋さんにいつもの挨拶をする。


「そうなんね。組屋さんにきいて驚いたと。銀はまだまだとっとーと?」と、神屋さんが鶏のようにきいてきた。


「銀はまだまだ採れますし、これから金も掘ります」と俺。


「金も採れるとね? 組屋さん、こりゃぁほんなこつええ話くれなさったとね」と神屋さん。


「神屋さん、ここはウチが本丸どっせ」と組屋さん。


「神屋さん、組屋さん、うちの殿(藍原様)と河原田の本間様も一緒にいろいろと取り決めましょう」


 そう言って俺は「佐渡金山銀山開発会議」を立ち上げた。


 〜 〜 〜 ※ 〜 〜 〜 ※ 〜 〜 〜


「佐渡守様、俺に相川をください」


 河原田城評定の間で俺は貞兼様(サダカネ)におねだりをした。


 お集まりの面々


 上座真ん中:河原田貞兼

 左並び筆頭:神田照国

 左並び二番目:磯田徳之進

 左並び三番目:組屋源四郎

 右並び筆頭:藍原秀貞

 右並二番目:石花五郎左

 右並び三番目:神屋寿禎

 下座真ん中:菱田翔吾(俺)


「相川とは何じゃ?」とサダカネ。


「ショーゴは小川の南の平地を相川と呼んでおるようです」とゴローザ。


「鮎川の辺か。ショーゴ、領地が欲しいのか?」とサダカネ。


「領地と言うより、あの地に金座、銀座を作りたいのです。あそこならば鶴子から銀も運べますし、これから探す金山からも近いので、まずは組屋殿が連れて来てくれた人をはじめ、金山、銀山で働く人の家を建てて、施設もつくります」と俺。


「金山はあの近くなのか?」とサダカネも他のみんなもグッと乗り出して聞いてきた。


「はい、鶴子のように簡単には見つからないでしょうが、鉱脈を探して、坑道を掘って採掘することになります」と俺。


「おぉ」とみんながざわめく。


「当面は鶴子の銀を抽出する施設を作らねばなりません。出入りも厳重に監視せねばなりません。あの地が最適なのです」と俺。


「うむ、正兵衛(しょうべえ)どうじゃ?」と貞兼様(サダカネ)が神田殿にきいた。


「左様ですな、金山から近いと言うのもそうですが、出入りの監視は重要ですな。勝手に持ち出されてはなりませんからな」と神田殿(ショーべー)


「あれだけの人手も連れて来ておることですし、これからどんどん人員を増やすのですから、あれくらいの土地は必要でしょう」とクロード。


「蔵も造りますし、港も整備します。領地としてくれと言うのではなく、あの一帯を俺に設計させてください」と俺。


 そうして、貞兼様(サダカネ)の了承を取り付け、支度金としてその時点で河原田城にあった全部の銀鉱石を組屋さんに渡して、まずは連れてきてもらった人たちの家から作ってくれとお願いした。


 石見では先駆けて「灰吹き法」ができるようになっているので、こちらに施設ができるまでは神屋さんに銀鉱石を買い取ってもらって、相川の整備費用にあててもらおう。


 組屋さんと神屋さんには「み酒」も売ってもらって、それも整備費用にあててもらう。

 他にも作りはじめの「椿油」や干物類もジャンジャン売ってもらおう。


 そうそう、鹸化できなかった液体石鹸モドキだけど、あの後、徳兵衛(トクベー)が油絞り所に持ち込んで、ヒリヒリしなくて泡立ちのいい配合を研究して、「液体石鹸」として商品化している。

 それと、木工屋の夏弥太さんに作ってもらった「洗濯板」(定番だね)をセットにして売ってもらおう。


「手に入れば持ってきて欲しい」モノリストも渡して、神屋さんには追加で「唐辛子」もお願いした。


「唐辛子」は蝦夷に船を出すときに持って行って、むこうで「鱈子」を「唐辛子」に漬けて持って帰って「明太子」を作らねば(*^^*)

河原田城下では早速、そばパンの「サバサンド」が売られていたよ(^o^)

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