〇〇の秋(油の秋)
春先に逆行転移してきて、ひと夏が過ぎ、季節は秋めいてきました。
夏は、そりゃ暑かったことは暑かったけど、そこまで耐えられない暑さではなかった。
まぁ、日焼けで皮はボロボロだけど…
この頃はプチ氷河期らしいので、これから迎える冬はとても恐いです(;´∀`)
はやく綿花を手に入れて、布団を作りたい!
まぁ、ないものはおいといて、秋になったらやることをやろう。
◯秋にやること其一
椿の種を絞る。
佐渡の山には椿がいっぱい生えている。
椿油は「種を割って、砕いて、干して、蒸して、絞って、煮詰めて、ろ過だ!」
大変だ… 丸投げしよう。
藍原様のところに丸投げした清み酒は製法秘匿のため藍原様領内の秘密基地(中村様の親戚の家)で、中村様の一族がせっせと造っている。
藍原様のところから河原田の貞兼様の下に献上され、薩摩屋さんも川舟屋さんも買いに(にごり酒と交換に)くる。
椿油は別に秘匿することでもないので、河原田城へ行って直接貞兼様にお願いすることにした。
貞兼様が磯田親子に手配させるようにと言うので、「種の中身を取り出して、なるべく細かく砕くように、なんなら包丁できざんで…」とか、細かいことは磯田親子任せにしようと打ち合わせを始めると、ナント、河原田城下に荏胡麻や菜種から油を作っているところがあると言うではないか!?
佐渡ではあちこちに菜の花が咲いており、それを栽培している村人もいるらしい。
そして春の終わりから初夏に菜種の収穫をして、栽培用の種以外から油を作っているのだそうだ。
なら、話がはやいね(*^^*)
椿油作りもヨロシク。
◯秋にやること其二
油が手に入ったら石鹸作りだ!
俺は油絞り所から菜種油をわけてもらってきて、いよいよ石鹸作りに取りかかる。
まずはパッチテストだね。
小さめのお皿を五個準備して、一晩置いた灰汁(アルカリ液)一匙、二匙、三匙、四匙、五匙入れ、それぞれに油を一匙入れて混ぜて、しばらく置いて、混ぜて、しばらく置いて、混ぜて、これを半日くらいしたものを自分の腕にチョンチョンチョンチョンチョンとつけた。
皮がボロボロの腕だからかも知れないけど、すぐに全部ヒリヒリしだした(TдT)
次の日にもう一回、今度は灰汁一匙に油を一匙半、二匙、二匙半、三匙、三匙半入れて同じことをしたら、一匙半は少しヒリヒリしたけど他は大丈夫だったので、とりあえず灰汁一に油二の割合で混ぜて作ってみることにした。
もらってきた油の半分くらいに灰汁を入れて、混ぜて、しばらく置いて、混ぜて、しばらく置いて…
『これで液体石鹸になってるんだよな…』
適当な布切れに少しつけて、水をかけて泡立つか試してみた。
『・・・・・ 微妙…(;´∀`)』
たいして泡立たないけどヌルヌルはしているかんじはする。
『そりゃ、そうか、油だし…(;´∀`)』
さらに水をかけると、もう少し白い小さな泡らしきモノがチラホラ…
『・・・・・ 微妙…(;´∀`)』
一応、次の工程に進む。
この液体石鹸(と思われる)を鹸化して固めなければならない。
それには今度は濃い塩水と混ぜる!
(塩水万能説 ^^)
そしたら石鹸成分が分離されるので、それをすくい取って固める。
これも割合がわからないので徐々に塩水を入れて、混ぜて、入れて、混ぜて、入れて、混ぜて…
分離されない(--)
ムムム・・・
この後、数日いろいろやってみたが、残念ながら石鹸はできなかった(>、<)
一般ラノベ読者には石鹸はペニシリン並みに難しいかも…(;´∀`)
いろいろやって残った液体は、気持ち泡立っているような気がするので、身体を洗ったり、洗濯とか洗い物とかにちょくちょく使っています(*ノω・*)




