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なくては困るもの

作者: 茶々

いらっしゃいませー


ありがとうございましたー


ここはコンビニエンスストア


日々、多くの人々が行き交うお店


いらっしゃいませ

216円になります


はい

210...5...あれ?

1円玉足らない!!


たかが1円

されど1円


僕たち1円は、いつもならかさ張ったりして厄介者になるだけだけど


僕たち1円がなければ

買いたいものも買えないことだってある


1円玉価値なんて所詮1円なんだけど

僕たちがいなかったら困ることだってある


あなたは僕たち1円玉を適当に扱っていませんか?


1円があって良かったって思ったこともありますか?


そんなことを思っていても

所詮僕たち代わりはいくらでもいる


10円さんだって100円さんだって

1円足りなくっても、より大きいお金さんたちの方がたくさんいるに決まってる


結局、僕たちは都合のいい

丁度を払いたいだけの存在...


ガサガサ

 ガサガサ


ん?

あれ~~!!!


あぁよかった~

ちょうどあったよ

1円がちゃんとあったはずだったからね

小さいから鞄の中に紛れちゃったんだ


ありがとう1円さん


あっ...

あれ?僕たち

必要とされてるの?


普段

間に合せだったり

かさ張るばかりだったけど

この人は、1円があることが「よかった」って言ってくれた


ありがとう

本当にありがとう


1円玉の価値って

1円でしかないかもしれないけど


探さなきゃいけない大きさに、感じなきゃいけない価値観


いろんな所で、成し遂げたりしていく



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