意図せず下山したら結構すぎてました
小説作成に時間かかってしまいました。
許してくだぁさい。
「……ここはどこだ?」
紫苑が目を覚ました先に見えたのは白い天井。
確かあの時、山から脱出するために動いていたが、結局熊に見つかってしまい死ぬと思っていた。
なのになんだ、この状況は?
五体満足で布団が掛けられている。
あたりを見てもここは今まで生活していた山ではないのは確実だし、明らかに豪邸?のようなところにいる。
一体どういうことだろう……。
「おや、お目覚めになりましたか」
ドアから明らかに執事の格好をしたご老人があらわれた。
それだけならまだいい、いやねこの状況にも色々言いたいところだが
そんなことよりも
「っっ!?」
なんだこの気・配・は!?
思わず、反射で飛びのいてしまったのだ。
この既視感、まるであの熊のようで、__いやもしかしなくてもこの人のほうが強く,それでいて穏やかではある。
「どうなさいましたか?急に……」
「いや、なんかあの熊のような感じがしてつい……」
「……なるほど、魔力感知が得意なのですね」
「魔力…感知…?」
「……えっと、ご存じでありませんか?」
「えぇ…」
なに、この気まずい雰囲気は……。
そんな時、
「セバス、彼はどうかしら?」
「あっ、お嬢様。何とか目を覚ましましたが、どうやら記憶が曖昧のようで……」
……なんか記憶喪失になっていませんか?
「あ、あのぉ……僕」
「君!大丈夫だった?なんであんなところにいたの?」
「え、あの……」
「あぁ、ごめんね。こっちから説明したほうがいいよね」
「……すみません、お願いします」
「まず、君が倒れていた所はね岐阜領のあたりなんだよね。なんか覚えていることはない?」
「えっ!?岐阜ですか?群馬ではありませんか?あとなんですか領って?」
「……もしかして記憶喪失ではないの?」
「はい、なので岐阜領とか魔力感知?とか知らない単語があったのですが、世界はどうなってしまったのですか?なんか凶悪な熊もいたんですが……」
「……ほんとに何も知らないの?君はいつからあそこにいたの?」
「僕はあの白い光から翌日には群馬県の山中に捨てられました」
「それって…三年も前の話じゃないの!!」
……どうやら、僕が山に捨てられていた間世界は三年も経っていたようだ。
今回は内容が薄いですが
次話と区切るようにしたらこうなりました。