緑のバラを添えて
A Tchaikovsky Recital - Richter を 聴きながら
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手を引いて
ここまで ここまでで 一幕終わり、と 自らのなかで 区切り そう きっと ここまで はきだすことが 区切り ここまで で 暫く 詩を書くという自らの趣味に一端、休止符を ――休止符を うつことに いたします
詩へむけていたもの を また 小説や絵にむけて
ここでの区切りをつくれたことを―― それは きっと 私にとって 大きな意味をもっていたから とても 有難く思っております
こちらのサイト様に感謝を
緑色のバラを添えて
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裏もあれば表もあるの その世界の狭間で わすれないでいたかった 震えるほどの 価値を きっと きっと 涙の裏には甘さがあると あばいて欲しかった やわらかいあたたかなてのひらのむこうに それを 見たかった
甘えのむこうに 毒があると 叱ってほしかった きっと それこそが 甘えなの ゆるやかに しびれるほどのそれがまわって いつしか 棘がなくなってしまったの 棘を追い求めていたのに 欲しいものは 足元にしか ねむっていないと しっていたような気がするの 気がするのに―― きっと 目を背けて きっと 探っていたかったの 探って でてきて でてきてほしかったのです いつしか それが あらわれてくれるのではないかって 期待、ばかりしていたの ずっと ずっと それを 探して
そのうち毒にみずからまわって 動けなく 動けなくなってもよいと そう そんな風に いつも そんな風に ――世界はまるで鏡写し ふるまいはそのままに鏡写し そうしてそれは全てが 視点の 違って 違っていたのです
お祈りのかたちに 手を組んで きっと 赦しをこうように そういった それ を いつも いつまでも
世界に休止符をうつの 緑のバラは柔らかく空を舞って しびれるほどの すいてきが やわらかく 空へふきあがるの それは まるで 地球が泣いているみたい ね
声を大きくするひつようは きっと ないの 風に 耳をかたむけたい きっと 指先に 吐息を混ぜて やわらかく そらへ おねがいごと
きっと ―― きっと そんなふうにしか ふるまえなかったから
風音は いつだって いきなり いきなり なのですか
私は そんな風にいつも いつも きっと 緑のバラに触れたくて しびれるほどの それ を めにしたくて
きっと ―― きっと そんなふうにしか ふるまえなかったから
世界に休止符をうつの 緑のバラは柔らかく空を舞って しびれるほどの すいてきが やわらかく 空へふきあがるの それは まるで 地球が泣いているみたい みたいなのです
緑のバラを添えて
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2018/10/03 0:13