表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

最期

作者: Airan-altvier

「身投げ」以外のなにものでもありません。



やり残したことはもうない。未練もない。屋上への階段を勢いをつけて登る。軽く息を弾ませながら最期のドアを開ける。

何もない、ガランとした屋上。息を整えながらゆっくり前へ進む。少し高いフェンスを見上げ、手をかける。ゆっくりと、確実に登り、乗り越える。ある程度の高さまでフェンスを伝って降り、軽くジャンプしながらフェンスの外側の僅かな地面に着地する。

期待に踊る心臓をなだめながら最期の景色を眺める。今までに見たどんな空より綺麗な曇天の空だった。嬉しくなり、お気に入りの曲を軽く口ずさむ。


「さよなら」の歌い終わりとともに地面を蹴った。


宙に浮き、ほんの数十センチ移動しただけで私を支えていた地面が消えた。

目の前に迫る地面は私を殺す地面。

生まれ変わりなんて、ないといいな。

そっと目を閉じ微笑んだ。



ある方と見せ合いっこする為にこのシーンだけを書いてみました。

同じ「身投げ」でも人によって様々です。

これはAiran-altvierの「身投げ」です。

皆様の「身投げ」はどのようなものですか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ