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とりあえず、完結を目指します。

魔法を使おう。

俺が本当にローゼになっているのなら、魔法だって使えるはずだ。

ではさっそく。と、いきたいところだが、どうすればいいのだろう。

とりあえず、右手を前に突き出し、


「ファイア! 」


と言ってみる。

が、何もおきない。ゲームで最初に覚える魔法なのだが。

ん?

まてよ?

確かに、ゲームではファイアという名前がついていた。しかし、ゲームキャラクターが魔法を発動するとき、キャラクターが喋ったことがあっただろうか。俺が覚えてる範囲ではない。

ではどうしろと。まさか、念じるだけでいいってことはないよな?

そう思いつつも、俺の右手に火よ集まれ! と、念じてみた。

 すると、 あっさり燃えた。ーー俺の右手が。


「あちっ! 」


幸いすぐ火は消えた。

やっべえ。まじ痛かったわ。

しかし、念じるだけというのは楽でいいな。

それにしても、森のマップはゲームだとこんなに広くなかった。

つまり、この世界はゲームの世界(設定)とまったく同じ、というわけではなさそうだ。

よし。魔法の使い方は分かったし、森の散策をしよう。といっても、さっき歩いていても何も起きなかったし、暇になりそうだ。



と、思っていた時期が私にもありました。

今、俺の目の前にはゴブリンがいる。

ゴブリンはこちらの様子を伺っている!

えーと、どうしよう!? やっぱり倒したほうがいいのか!? いや、逃げたほうがいいかもしれないしーー

悩んでいると、ゴブリンがこちらに向かって走ってきた!

ぬお!? めっちゃ速い! 自転車並だろ!

ええい、とりあえずこれでもくらえ!

俺は手の平に氷のアイス・アローを出現させ、それをゴブリンに投げつけた。

ブシャアアアッ! 

と、ゴブリンから血しぶきがあがり、少しの間身体をゆらゆらさせてから、ばたりと倒れた。

氷のアイス・アローはあっさりとゴブリンの体を貫いたのだった。

あれ? 案外楽勝だな。いや、ゲームだとゴブリンは低レベルモンスターだったし、俺がローゼになっているのを考えると当然なのかもしれない。

だが、いくら俺のレベルだ高くても、モンスターが出るところで野宿なんてしたくない。もう夕方だし、やっぱり森の外へ行こう。

俺は森の外へ出た。

出る時に、ビクビクしたのは秘密だ。

さて、どの方向に行こうか。

そう考えていると、


「ーー! 」


人の声が聞こえた気がした。

一人称を舐めていました。かなり難しいですね。

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