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プロットなしで書いてます。途中で連載止めるかもしれません。それでもよろしければどうぞ。

「強くてニューゲーム? 」


ゲームをクリアすると、強くてニューゲームという選択肢が出てきた。 今のステータスのままやり直せるってことだろうか。


「よーし! じゃあ、二週目いきますか! 」


俺は迷わず決定ボタンを押した。

それにしても、説明書にこんなこと書いてあったか。もしかすると、サプライズ的な要素なのかもしれない。まあ、気にする必要もないだろう。なんだか眠くなってきたし、続きは一眠りした後にするとしよう。



■□■□■



目を覚ますと、森の中に俺は立っていた。あたりは少し薄暗く、人の気配一つ感じない。

……は?


「いったい、なにがどうなって……えっ! 」


思わず口を手で覆う。

綺麗な声だった。自分でも聞き惚れるほど。いや、それどころではなく。

な、なんだ今の声は!? まるで女じゃないか!? ……お、落ち着け、俺。ただの聞き間違いだろう。よし。それじゃ、せーの、


「あー」


聞こえてきたのは、綺麗な声だった。大事なことだからもう一度言う、綺麗な声だった。

……。

どうやら聞き間違いじゃないらしい。認めるしかなさそうだ。あの、美しい声は自分の声だ。

いや、本当にどうなってんだよ! ゲームやってただけだぞ……。

俺は下を向いて溜息ついた。

――ん?

今更気づいた。俺の身体はどこからどう見ても女だった。そして、このスラッとした体型、黒いドレス……。

自キャラのローゼじゃねえか!?


なぜ?


そんな言葉が俺の頭の中でグルグルと渦巻いた。その勢いは弱まるどころか、加速していく一方だった。だがしばらくして、それは唐突に弾けて消えた。


「なんだ夢か」





とりあえず俺は森から出ようと歩きだした。そして、歩きはじめてから1時間たった頃、ようやく出口が見えてきた。

やっとこの薄暗い森から抜けられる……。

それまでの疲れも忘れて、俺は日なたへ一歩を踏み出した。

この時、俺は気づくべきだったんだ。ローゼの種族は吸血鬼・・・に設定されていたということに。だが、もう遅い。

足が地面に着いたとたん、俺の足は燃え上がった。


「ぎゃあああああああああああっ! 」


痛い。

イタい。イタイ痛いイタイイタイ!!

火を消さないと!

どうやって?

日陰に入って。


「うあああっ! 」


俺は本能で日陰に戻った。

本気で死ぬかと思った……って足!

足をの様子を見てみると、傷一つついていなかった。

自然治癒スキル。

俺のゲームキャラクターのローゼにはそれがあった。感覚としては、足だけ風呂で洗ったかのようだった。


本当にローゼになってるんだな俺。




さて、これからどうしよう?

感想お待ちしています。


2014/9/21 一部設定変更&表現変更

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