96/100
読書/トーマス・マン『飢えた人びと(習作)』『ある幸福』『衣裳戸棚』 短編
『飢えた人びと(習作)』
上流階級に属するらしい青年が路地裏で浮浪者を見かける。さらに同情されたがっている男を見かける。そこから著者の芸術に対する姿勢を示していく。何となくニーチェの影響を感じる。掌編
2020年9月13日
『ある幸福』
男爵家夜会の客に魅惑的な東洋系美女がおり、傲慢な男爵は支配者特有の悪ふざけで美女から指輪を抜き、代わりに自分の結婚指輪をはめた。そんな夫でも愛し忍従に耐えていた男爵夫人がそれを見て卒倒しかけると、美女が男爵に罵声を浴びせ、指輪を男爵夫人に返す。
2020年9月13日
『衣裳戸棚』
余命を宣告された男が逗留先の宿の衣裳戸棚を開けると美女がいて、逢瀬をするようになった。やがて美女はいなくなり、男も列車でいずこかえへと消える。美女の正体は何だったのか。
2020年9月13日
ツイッターまとめ