読書/海堂尊『極北ラプソディー』
<横帯/あらすじ>
赤地建て直しをはかる世良院長、目前の命を必死に救う救急医の速水。孤島の診療所の久世医師の姿をとおして、再建の道をさぐる。『極北クレーマー』に続くメディカルエンターテイメント第2弾!/「飛べ!」北の将軍・速水の命令が、猛吹雪の闇に響く。/極北市民病院の再生を阻むのはだれか?/赤字病院立て直しのための人員削減、投薬抑制。そして北海道のドクター・ジェット構想に未来はあるのか。
<構成>
第一部 極北の架橋 1-11章(11) 7-146頁(140)
〇今中&世良の逸話
第二部 雪見の夏空 12-19章(8) 147-260頁(114)
〇速水&花房の逸話
〇今中医師、桃倉センター長のいる極北大附属病院へ
第三部 光のヘリポート 20-23章(4) 261-322(62)
〇速水&花房の逸話
〇ドクターヘリの大月操縦士、CS越川の逸話
第四部 オホーツクの真珠 24-28章(5) 323-389(67)
全28章 380頁 タテ43字×ヨコ18行≒原稿用紙600枚前後
<所見>
第三部が「転」。猛吹雪の中、ヘリ操縦士・大月に無理をあせて、事故現場となったインターハイ会場・スキー場へ。大月の男気に感服。速水は引き換えに、名操縦士・大月と恋人の花房師長を失うことに……。速水のストイックさ、孤独さ。
第四部が『ブラック・ペアン』で恋人同士だた世良医師と花房師長が、神威島で再会し、よりを戻す。今中が、新しく来た操縦士の急病に対し、――世良・久世・後藤(前作のダメ医師)の補助を受け、島の診療所で、開腹オペを行う。
ノート20190314
朝日新聞出版2011
PC故障でデータが飛んだ。下書きノートがあったので打ち直した。




