読書/海堂尊『アクアマリンの神殿』
<あらすじ>
主人公佐々木アツシは、コールドスリープから目覚めた桜宮学園制度で、夜はミライ医学センターで、現在、コールドスリープ中の女性、西野涼子を見守る役割を担っていた。
主人公は3人の仲間と出会い、ドロン同盟を結成する。ヒロインの麻生夏実、ボクシング部の蜂谷一航、その恋人になる北原野麦。一同はそのまま進級して、高等部へと進む。
ボクシング部に入部した主人公は、神倉正樹と練習試合で対戦し、ダウンを奪うという快挙をなした。
高等部一年文化祭を控え、4人は対策としてセンターに合宿、そして文化祭を迎える。
オンディーヌ(西野涼子)復活は間近だ。主人公はさまざまな別れを体験する。そして飛び級で東城大に入学。医学生になった。
<構成>
第1部 1-5章 6-78頁(71)
第2部 6-9章 79-166頁(87)
第3部 10-14章 167-270頁(103)
第4部 15-19章 272-361頁(93)
全356頁 タテ44字×横19字≒700枚
<キーパーソン・キーワード>
未来医学短弓センター 佐々木アツシ 西野昌孝 桜宮学園中等部三年(二年時に編入) 麻生夏美
鉢谷一航 北原野麦 ドロン同盟 ボクシング部 東宮高校ボクシング部(二年→三年 飛び級) 神倉正樹 オンディーヌ(西野涼子)
<感想>
オンディーヌとはウンディーネと同義で水の妖精をさしている。オンディーヌこと西野涼子は、子供の時に、大使館付料理人だった父親の赴任先・アフリカの小王国にいた。そこで、『ブラック・ペアン』のキーパーソン・渡海講師と出会い薫陶を受けている。日本に戻って、コールドスリープ中の佐々木アツシ少年の見守り役に就く。アツシ少年が蘇生すると、入れ違いで、西野涼子がコールドスリープに入り、アツシが見守り役に就く。何やら職牛・織女のような物語だ。淡いラブストリーに、青春ものを絡めたような印象。
ノート20190314
角川書店2014
PC崩壊につき、紙に書いた下書きを再打ち込み。




