読書/海堂尊『マドンナ・ヴェルデル』
<あらすじ>
大学病院に勤務する曽根崎理恵は、人工授精のエキスパートだ。彼女は、子供が欲しかったが、病気のため、子宮摘出手術をすることになった。そこで人工授精・受精卵を、実の母親に着床させる考えに至る。だが精子の採取は異常なもので、子供にとって、違う父親の精子を求めたのだった。まず外国にいて離婚を考えている夫・ゲーム理論権威の曽根崎博士の精子と、そして浮気相手である上司・清川教授の精子――いずれも優秀な遺伝子をもつ精子2つ――を避妊具で採取。試験管で自分の卵子と各個に受精させ、母親・みどりの胎内に戻した。やがて母親は赤ん坊を生む。娘の異常な行動をみた母親は、これではまともに赤子は育たないと判断。離婚に同意した娘婿に連絡して、赤子の親権を娘から取り上げようとするのだが、反省したそぶりの娘を見て、二人のうちの一人だけ親権を渡す。その後、曽根崎理恵は、老い先短い伯母が経営する、町の産婦人科を継ぐことになる。
<帯紙/キャッチコピー>
〇「ママ、私の子供を産んでくれない?」「培養室で生まれた2つのたまご。本当の母親は誰」「街道市場最強の魔女、ふたたび降臨!」「ジーン・ワルツ」の衝撃と感動を超える最新医療長編」
〇「ママは余計なことを考えないで、無事に赤ちゃんを産んでくれればいいの」――平凡な主婦みどりは、一人娘で産科医の曽根崎理恵から驚くべき話を告げられる。/支給を失う理恵のため、代理母として子供を宿してほしいというのだ。/五十代後半、三十三年ぶりの妊娠。お腹にいるのは実の孫。奇妙な状況を受け入れたみどりの胸に、やがて疑念が芽生え始める。「今の社会のルールでは代理母が本当の母親で、それはこのあたし」
<キーパーソン・キーワード>
マンション:メゾン・ド・マドンナ 山咲みどり 曽根崎仲一郎 双子 曽根崎理恵 清川教授 東城大医学部付属病院 桜宮
ノート20210923
新潮社2010
PC崩壊・データ消失につき、下書きノート内容を再度打ち直している。




