読書/海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』
<梗概>
桜宮石にある東城大学医学部付属病院に、伝染説の歌姫が大量の吐血をして緊急入院した頃、不定愁訴え外来の万年講師・田口公平の元に、一枚の怪文書が届いた。それは救命救急センター部長の速水晃一が、特定業者と癒着しているという匿名の内部告発文書だった。病院長・高橋から依頼を受けた田口は、事実確認の調査に乗り出すが、倫理問題新再会委員長・沼田による嫌味や、ドジな新人看護師・姫宮(実は白鳥の部下)と厚生労働省の「火喰い鳥」白鳥の捜査参入で、さらに複雑な事態に突入していく。「将軍」(ジェネラル・ルージュ)の異名をとる早みの彼岸・梅宮氏へのドクター・ヘリ導入を目前にしては闇は、病院を追われてしまうのか。そしてさらなる大惨事が姫宮市と病院を直撃する。
<構成>
全29章+序章・終章(2部)
<キー・パーソン、キー・ワード>
速水「将軍」 佐藤 黒崎教授 花房美和肢長沼田教授 白鳥(厚生労働省)
姫宮(厚生労働省)→ドジな看護師 田口公平講師 如月翔子 高橋委員長 猫田司長
オレンジ病棟 ドクターヘリ 白亜13F(本館3F/オレンジシャーベット) 1機5億円
〈まとめ〉
海堂先生の代表作の多くはドラマ化されている。型破りな速水医師を主人公とした『ジェネラル・ルージュ』は、救命病棟ものとしての感動に加えて、ミステリ要素が入って面白い。
ノート20210923
宝島社2007
壊れたXP-PCに保存した読書録。ノートに下書きが残っていたので、改めて打ち込む。




