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読書/村上龍『トパーズ』
表題作等12短編。
バブル期風俗嬢を扱った作品主体で、収録作の1つ「ペンライト」はメンヘラ少女視点での治療描写・精神風景だ。心療医が性悪な分身を消す施術がセンシティブなので、字面を真に受けると後味の悪いホラーになるのだが、大団円である。
ノート20210922
追記
この短編の前後に書かれたのだろうか、村上龍による、狂気とエロスを描いた『タナトス』は圧巻だった。この人の作品はまだ2つしか読んでいない。ほかはどんな作品があるのだろう。今後、折にふれて読んでいきたい。
残る11作、ツイートしたときメモをとった本作以外は忘れてしまった。記憶力……滅入る。




