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読書/クライブ・ハミルトン『目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画』
『超限戦』書籍化20年後の今日、具体的にどんな手法で北京は豪州を傀儡化できたのか。留学生・移民を操って大学・主要機関を乗っ取り、マスコミも支配。北京の究極目標は豪州が実効支配する南極の資源採掘にあるとしている。/ツイート20200818
著者は大学教授で、中国が豪州を乗っ取りかけているのでは? という仮説を立てながらも、そんな漫画みたいなことがあるかと自問自答しながら取材を積み上げていったのだそうだ。だが、取材すればするほど、仮説通りだった。港の1つなどは租借地にされてしまっている。本書が世に出されると、豪州では親中派議員、要人たちの粛清が相次ぎ、2021年現在は、アメリカ以上に、反中国の最前衛にいる。
ノート20210927




