アニメ/『邪神ちゃんドロップ・キック』
『邪神ちゃんドロップ・キック』に類似した設定だが、対局にあるコメディー作品に『小林さんちのメイドラゴン』がある。例えるならば両者は、19世紀短編小説家の双璧、『狼少年』のサキと、『最後の一葉』のオー・ヘンリーに相当する。前者はシニカルで、後者はヒューマンな作風だ。
【概要】
東京・神田四畳半アパートに住む女学生・花園ゆりねは、古書街で購入した魔導書を読み、興味本位で魔界の邪神ちゃんを召喚したものの、帰し方が判らない。やむなく邪神ちゃんは、ゆりねのアパートで居候することに。邪神ちゃんが帰還するには、古書店で、未入荷の魔導書続き本を購入して帰還の術式を唱えるか、ゆりねが没するかの二択だ。ゆりねが寿命を迎えるのが待ちきれない邪神ちゃんは、ゆりねの隙をついては、殺害を試みるのだが、毎度返り討ちに合う。それもチェンソーで胴体を輪切りにするような残酷な方法。血を吹き出して悲鳴を上げ、のたうちまわる邪神ちゃんだが、翌日になると蘇生。同じことを毎度繰り返す。
ゆりねのアパートには、邪神ちゃんの女友達の悪魔たち、天使の輪をなくして天上界へ帰れなくなった天使たちも遊びに来るようになり、二人の喧嘩に巻き込まれる。
ノート202210427