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【プロットタイプ】以心伝心

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/10/14

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

甘やかすのが好きなんですよ。ゆらりぃは。

ばぁばが孫に『お菓子ちょーだい』と言われて『はいはい』とお菓子あげるみたいな。

鏡花と共に暮らしているせいで、良く良く観察出来ると思っているが、もう一人の腐れ縁の友人、諭羅の事はそうも行かない。たまに鏡花の方から誘いを掛けて、漸く行動を共にするのが諭羅という男である。当たり前な気遣いが、当たり前に出来る男である。


「ゆらりぃと話したい」

「お前今何時だと思ってんだよ」

「夜の九時。最近の私がおねむの時間」

「諭羅の事考えろよ。つか大人しく寝てろよ」

「ヤダ!! お話したい」

「成人女性が捏ねて良い駄々じゃねぇな。大人しく寝てろ」

そんな会話の後に、渋々と、すごすごと、部屋に戻って行った。

ガキの様な振る舞いは、本当か嘘か分からない。本音でも計算でも出来る女が鏡花である。だからこそ厄介で、どうしようもなく手が掛かる。

そうして今回は割と本音であったらしく、休日に遊びの予定が立った。来てくれた諭羅はややうんざりとした顔で、誘った鏡花は悦に浸った笑顔を浮かべていた。

「此奴、夜にお前に電話したかったって」

「何時?」

「夜の九時だよ。ゆらりぃ起きてるっしょ?」

「まぁねぇ」

やや呆れたような、溜息混じりの一言でそう返す。恐らく電話してくれたら、直ぐには切らないだろう。いや、切ったとしても、鏡花がしつこく掛ける事を見越して切るだろう。

そういう男である。

「ドリンクバー行くから、飲みたいのあげてけ」

俺の声を受けて、鏡花はあっさりと一言。

「烏龍茶」

「諭羅は?」

「自分で選ぶよ」

そう言って、俺達は互いに席を立った。

何となく、何となくだが、諭羅は鏡花と二人きりになる事を拒んでいる様に見える。振り替えって見れば、俺と諭羅で話す事は多くても、俺を除いて鏡花と話す事は少ない気がした。

其れは彼奴の崇高な倫理観、俺という旦那がいるのに自分が入るのなんて、以外にも何かしら理由がある気がした。

「お前さ」

「何?」

「鏡花の事、好きじゃないんじゃないか?」

「そうだね。うざっ……」

ふと陰りが差した気がした。眉が歪む。汚物を見を見るような表情に変わっていく。

「お前、騙すなら最後まで騙せよ。その点、鏡花のが上だぞ。自分から陰口叩いて落ち込む様な真似すんなよ。鏡花が居たら何時ものニヒルな笑顔で『うざったいから嫌い』とか言ってたんだろ」

「……瑠衣のそういうとこ嫌い。すぐ鏡花を引き合いに出すの嫌い。感情がズレた自分の唯一の基準にしてるとこ本当嫌い」

「嫌いで結構だよ。寧ろお前みたいなモンに直接『嫌い』と言われるのはレアケースだんな。

……俺がこう聞いたのは、お前が鏡花と二人きりになるのを避けていた様に思えたから。

勿論、お前の崇高な倫理観である、旦那という俺を差し置いて鏡花と二人になりたくないって事もあると思うが、其れにしたって意地で避けてる気がしたから」

「気の所為だよ。ちなみに私が立ったのは、君、手は二つしかないでしょ?」

そう言って、自分の分の飲み物を取って、座席へと帰っていった。

そういう男である。『君、コップは一度に三つも持てないでしょ?』を行動で示せる男である。


「悪ぃ、ちとトイレ」

コップを置くなり瑠衣はさっさと外へとすっこんだ。どうやらさっきの問答で『私と鏡花』を 二人きりにしよう。という悪戯心が働いたのだろう。

自ら進んで問題を起こすタイプでは無いが、気になるなら手は惜しまない。そういうタイプが瑠衣という男である。

「ゆらりぃってさぁ、鏡花と瑠衣の事大好きでしょ? ねぇその顔やめて?」

この子達夫婦は……。ずっと暮らしてると思考まで似てくるのか?

「さっき席を立ったのだって、三つも一度にコップ持てないから気を使って立ってくれたんでしょ? 其れが私でもきっと立ってくれたと思うよ」

「別に。ドリンクバー何があるか分からなかったから」

「どーせお茶系選ぶのに? 君が初っ端ジュース選ぶのとか見た事ないのに? 其れに本当に嫌いならのらりくらりと、当たり障りなく答えて来ない事も出来たんに」

「たまたま暇だったんだよ」

「むぅ、そんな夜の九時に『お茶しようぜ』ってチャット入れたの御不満?」

不満という訳ではない。苛苛している訳でもない。ただ何となく、心を見透かされるのが嫌ってだけ。上手くいかない。話は通じるのに、暖簾に後押しされているような、独特の躱し方をされるのが嫌ってだけ。

瑠衣も、鏡花も、鏡花自身の洞察力を振り翳して黙らせて来るのが嫌ってだけ。

「私は、私達は諭羅の事一人にしないからね。生涯掛けて甘えるし、もし私達が結婚式することあれば親友のスピーチさせるし、逆も然りだし、好きな人出来たら私と瑠衣たんと、きりたんぽぽで面接設けるからね。

ゆらりぃ、甘やかすの大好きだから、甘えられたら際限なく施す人だから、絶対ろくな人連れて来ない事は確定してるし、刺されて死ぬ前に、連帯保証人になって蒸発する前に面接しないと」

「ふふ……なにそれ。誰か特定な人を好きになる事なんかしないよ」

「きりたんぽぽは?」

「あれは可愛い妹だから」

「じゃあ私達は?」

「腐れ縁」

「なんだ仲良しかよ」

声がした方を振り返ると、瑠衣が無表情で立っていた。私と鏡花をそれぞれ一瞥し、黙って飲み物に口を付けた。

「甘……」


ゆらりぃみたいな人が性癖なんですよ。

好みのタイプって意味でも、『あぁ似たような人を書いてしまった……』という意味でも。


基本作者がダメ人間のヒモ気質だから、面倒見が良い人が好き。

そんな私なので、置き手紙だけ残して消えるような真似したら、『てんめぇ!!』モードに入ります。

されたことあるけど、普通に辛いからね。


んな事を諭羅が小説でしたら、鏡花が包丁持って追っかけ回すからね。

『他の奴に取られるなら、私が殺す。諸悪の根源を私達が潰す』

とかするからね。


でもなんか、ほの暗く、一人で行ってしまうのが諭羅なんかな。

ほら、戦争に送り出す人の気持ちみたいな。


『身を引くな、突然蒸発すんな、私達が消えたらゴネて追っかけろ』

みたいな昔読んでたファンタジー漫画の女の子の台詞言うと思うよ。

※『〇〇には私が嫌がっても求めて欲しいの!!』って。

あ、恋愛系じゃなくて、ファンタジー。


だから定期的に『愛情わからせ』するというか。

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