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、ゲームへ  作者: ヒト
第ニ章 骨の髄まで
16/32

「出発地点」

目が覚めたら家の前にいた。二周目の始まりだ。

今回はみんなを頼る。大丈夫。咲ねえが教えてくれた。家族だからって言ってくれたから。

チャイムを鳴らす。


「は〜い、朝倉です」

「ただいま、帰ったで」

玄関からみんなの出迎えを受けた。

前みたいにみんなの激励で帰省を果たした。


そこからはまた思い出話をした。二回目だから変な感覚がした。

「やっぱ変な感覚やな」

「急にどしたん?変なこと言って」

「いやこっちの話。それと後で裕太と咲ねえと真弓に話あるから俺の部屋で話そ」


雪に会いに行く前にはみんなに話をしておきたい。

「了解!まゆちゃん今お風呂入ってるから、来たらいこか」

「うん」

そんな事を話していると、ドアが開いた。

あ、そういえば前にもこんな事あったような·····。


「え」

「あっ」

そうやったぁ·····。

「バァン!」

勢い良くドアが閉まった。

「ご、ごめん。癖でつい·····」

「ええよ、はよ服着ろよ。風邪ひくで」

階段を登って行った。俺たちも二階に行こう。

「まゆちゃん最近だらしなくてねぇ。下着でリビングはいってくるんよねぇ」

「「咲ねえ全裸やん」」


とりあえず二人を部屋に入れて、真弓を呼びに行った。

「真弓〜、もう服きたか?ちょっと話あんねんけど」

「うん、もう大丈夫やで」

部屋のドアを開けた。

「おかえり、翔!」

笑顔で迎えてくれた。今まで色んなことがあったけどやっぱり笑顔が一番だ。なんだか色んな感情が込み上がってきた。


俺は真弓を抱き寄せた。

「ただいま」

「お、おぉ」

戸惑った様子だったが、にこっと笑ってしばらくの間優しく包んでくれた。


「話あるから俺の部屋来てくれん?」

「うん、いいよ。みんなは?」

「俺の部屋おる」

真弓を俺の部屋に連れていき、全員が揃った。

「ふぅ·····」

心を落ち着かせて今までのこと、今置かれている状況

を喋る。


「信じられんと思うけど·····」

みんな真剣に俺の話を聞いてくれた。誰も馬鹿にしようとはしてこなかった。

「やから力を貸してほしい」

こんな危険な事断られてもおかしくない·····。

でもそんな不安は、咲ねえの言う通り心配なかった。

「うん、協力する」

「俺も」

「私も」


当たり前だと言わんばかりに返事が返ってきた。俺はそれがとても嬉しかった。

「ありがとう」

感謝と一緒に感情が零れ落ちた。

しばらくみんなが慰めてくれた。


「今後の予定とかはどうするん?」

「今後は·····」

先ずは雪を家に連れて帰る。明日には雪が襲われるからそれを対策する。次は夜の襲撃について。俺たちで反撃して追い払う。できれば捕まえて尋問したいと伝えた。


そして明日は教会に行こうと思う。前回頼れとお許しが出たので頼ろうと思う。それにアゼルは絶対頼りになる。いざとなった時、助けてくれるはずだ。

できれば教会を拠点にしていきたいということも伝えた。教会は人里から離れていてコピー人間対策になる。

先ずはそこまでだ。


「分かった。でもお父さんとか警察に頼るのは?」

「それは駄目だ。明日には母さんと父さんは出張いくから心配かけたくない·····。警察は、相談しても真に受けてもらえへんかもやし、コピー人間がおるかもしれん」

「そっか·····」

「他に質問とかある?」


すると咲ねえが手を挙げた。

「私、一人協力者呼んでもいい?絶対信頼できる人やから」

他の協力者かぁ·····。できればあまり巻き込みたくないし、命をかけるくらい危険な事だから首を縦に振ってくれるか·····。

「誰呼ぶん?」

「如月に協力してもらおうと思って·····」

如月さんは咲ねえの同級生で、俺の友達であり部活よ先輩だ。

「え?如月さん?なんで?」


「えっと·····」

咲ねえは口をもじもじして中々わけを喋ってくれない。なんか顔を赤らめてる?

「ごめん兄ちゃん、僕が言うわ。多分、彼氏やからと思う」

「え?」

え?初耳なんだけど。まじ?如月さんが?咲ねえと?

驚きすぎて時が止まった。


「ち、違う。いや違わんけど·····。如月強いし、人がおったほうがいいやろ?それに信頼できる」

確かにそうだ·····。めっちゃ剣道強いし、何よりも肝が据わってるしなぁ。優しくて信頼もできる。めちゃくちゃ欲しい·····。

「分かった、連絡しといて。お願いします」

俺は了承した。


「お〜い、そろそろ行くで〜」

母さんの声が階段から聞こえた。

「よし!行こか」

相手のことやコピー人間のこと。知りたいことがたくさんある。クリアは·····難しいかもしれないけど、できる限りのことはやれるはずだ。

大丈夫、今回はみんなが居る。頼れる仲間、家族がいる。

クリアへの道を創るために頑張ろう。


これからどんな苦難があっても挫けない。みんなが俺に応えてくれたから。

そんなクソゲー絶対クリアしてやる。

どうも、ヒトです。この作品を読んでいただきありがとうございます。良ければ感想やブックマークをしてくれると嬉しいです。誤字脱字もあったら報告していただけると助かります。

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