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、ゲームへ  作者: ヒト
第ニ章 骨の髄まで
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「ダンスホール」

「翔?大丈夫ですか?ぼーっとして」

「あぁ、大丈夫」

その返事が精一杯。ただ殺意だけがある。たけど頭は冷静。

あっ、そういえばニセモノが言ってたな。「展望台」って。


展望台に行こう。確か展望台には廃墟みたいなことろがあった。そこにいるだろう。真弓も、こんなことしたやつも。


「ちょっとこれから行くとこあるから。ここでお別れや。2人は教会にいてくれ」

さっさと行こう。

教会の扉を開けた。

「·····わかった。無理はするなよ」

アゼルはただそう言ってくれた。

俺はその言葉につい笑ってしまった。


来た山道を戻った所に分かれ道がある。そっちに行けば展望台につく。

雪を踏み躙りながら向かった。


しばらく走ると、雪が点々と赤くなっていた。

周りをよく見ると足跡も無数にある。

いつ襲われるか分からない。ナタを持とうと、服をめくって取ろうとした。

「ザクッ」

傾いたポケットからスマホが落ちた。


スマホを拾い上げる。

·····俺はグループに展望台とメッセージを送った。


送り終わったと同時に、雪を踏む音が聞こえた。

「誰かいますか?」

そう問いかけたが、返事がない。

その足音が近づいてきた。そろそろ姿が見える。


俺はその足音に向かって走り、姿をとらえた。そして思いっきり首を切り落とした。

切った感触は人じゃない。軽いけど肉みたいな。変な感触だった。

「やっぱ敵やん」

それはクロというやつだった。雑魚だ。すぐ殺せる。


また走り出す。

展望台に近づくにつれ、クロに頻繁に会うようになった。こいつらは動きがそこまで速くない。だからすぐに殺せる。でも無視して行こうとすると銃を撃ってくるから、全部殺さないといけない。それがこいつらの面倒くさいところだ。


そんな事をしていると、もう展望台が見えた。

細い山道から、光が差し込むように開けた場所が見える。

近づくにつれ、音が聞こえてきた。


鼻歌だ。その愉快そうで元気な鼻歌は、静かな展望台に響くように鮮明に聞こえた。

開けた場所にでた。そして、鼻歌の音がするほうに目をやる。


そこには、真弓が通っている高校の制服をした奴がいた。俺はそいつの鼻歌を邪魔するように声をかける。

「おい、こんなところで何してんねん」

すると、そいつはハッと後ろを振り返って、俺を見て満面の笑みを浮かべだ。


「会いたかったよ!翔!いや·····ダーリン!」

そんな事を言われた。こいつは何言ってんだ。

初対面やろ。それになんで上機嫌やねん。

「誰やねんお前」

握ったナタを構える。


「落ち着いてよぉ、私はユルハ!前、会った時は名前教えれなかったから。名前知ってもらえて私すっごく嬉しい!」

またそいつは笑う。俺はその笑顔が気持ち悪くて仕方なかった。


「そうかユルハ。一つ質問や。お前か、真弓の事をやったん」

ユルハは悪びれる様子もなく、否定することもなく、満面の笑みで答えた。

「うん!あの塵は私が掃除したよ!ダーリンに取っての癌になる存在だから!」


なんでそんなに笑顔で答えられるか俺には分からない。それに真弓が俺にとっての癌?

そうか、こいつか。この意味の分からん塵がボスか。


殺意を込めてユルハを見つめた。

「そう、じゃあ殺すわ。お前」

どうも、ヒトです。この作品を読んでいただきありがとうございます。良ければ感想やブックマークをしてくれると嬉しいです。誤字脱字もあったら報告していただけると助かります。

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