情報の奴隷
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
私にも言えた事ですよ。
だからこそ、書いているうちは考え続けないと。
――物言いは鋭いし、激しいけれど、嘘を言わない人ですよ。だから……本当はやっちゃいけない事だけど、無条件に信用してる。
今日も今日とてありとあらゆるメディアから、誹謗中傷、炎上、強盗の報道が延々と流れてくる。それを垂れ流しにして見ていると、隣から声が飛んできた。
「最近多いよね。そういうの」
どうやらスマホの画面を覗き見られたらしい。振り向くと同期が立っていて、冷めた目で此方を見下していた。
思った事はズケズケ言う。何をするにも隠し事が出来ない。だからある意味、コンプラとは遠い存在である。多分、ネットに出たら即刻炎上しそう人第一位である。
「最近の若い子はネットの世界だけが本当で、それ信じて行動してる。でもネットの情報ってデマや嘘が多い。そんなのばっか見て、言いなりになっていたら、本当に頭すっからかんになるよ」
ネットの情報は嘘が多い。表現の自由が多い分、その穴を見抜いて悪用する輩もそれなりに多い。何でもそうだ。作った人の思う通りに人間は使ってはくれない。だから使う側は何時だって考えなくてはならない。それが本当に正しいのかどうか。
そんな発言をオブラートに包みもせず、相も変わらず鋭い物言いをする彼女に対し、私は務めて冷静にこう返す。
「分かっているよ。だから前にも話したじゃない。常に考える事が大切だって」
感情に左右されるな。感情に左右された時点で、相手に情報を売ったようなものだ。だから常に、多方面から視点を得なければ。
すると彼女は僅かに薄ら笑を浮かべ、静かにこう言った。
「君は逆に考え過ぎだと思うけどね。でもまぁ、本当はそれぐらい吟味しなければならないのかも知れない。今の子達は情報の奴隷になっているのだから」
皆が皆情報の奴隷になりかけているのは分かっている。でもだからこそ、オブラートに包みもせず、嘘をつかない貴方のことは無条件に信用してる。
今日も詐欺のSMSが届いたので、さっさと無視して仕事しました。あれは子供でも騙されないよ。
そんな話は置いといて、多分、現代の方はネットの情報を鵜呑みにしている方が多いと思います。
表現の自由の法律があって、その穴を解くぐって悪戯半分に行われているものも多いので、常に半信半疑です。
そんな中で過ごしていくうちに、現代の方々は判断という事をしなくなっているのではないかと。
特に善悪、良い悪い。
私もそうですけどね。
だからこそ、書いているうちは考え続けないとと思うんです。