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女神・ザ・クッキークリッカー! ―女神を殴るごとにレベル上がるんですがそれは―  作者: 八゜幡寺


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43/77

43:戦力外

「うふふ。貴方がアギト様と遊んでいる間、暇だったものですから。結構頑丈目に、結界を張っておいたんです。どうせピンチになったら逃げるんだろうなと思ってましたから。うふふ」

「が! そんな、僕の【時空転移(ボソンジャンプ)】に干渉できるモノなんて……ひひひ! これが、主神……!」


 デロデロに溶けているんじゃないかと思うほど、ミゼーアは自らのゼラチン状の血液の海に飲まれていた。

 顔面に浮かぶ狂気。涎も血も鼻水も涙も、もうどれがなんの汁なのか分からないほどぐちゃぐちゃに染めて、ビクンビクンと跳ねる。


「アルテミスちゃんが、その身を賭して眷族たちの攻撃を受けていたおかげですね。APWKアルティメットパーフェクトワイトキングの狂気によって、彼らもまた狂気を得ました。その攻撃を、堕天したとはいえ、神が死ぬまで受け続けたのです。神殺しの属性として、この実績は計り知れませんよ」


 それを、蘇生させたアルテミスに組み込んだのか。

 神々にとってはまさしく、一撃必殺の奥の手だ。

 ……その矢が自分へ向けられるかもしれないとは、思わなかったのだろうか。

 実際にアルテミスはそんなことをしなかったが、それはあくまでも結果論。

 蘇生時に、裏切らないような制約を課したとか?


 あるいは――。


「さ、アギト様。そろそろトドメを刺しちゃいましょうか」

「えー! やだよ。どうせもう死ぬだろ、あいつ」


 ここに来て何を言うんだ。

 もう黙ってても死ぬような奴に近付いても、決死の大暴れの巻き添えになりそうだからそんな危険なことしたくない。

 なら、のんびり経験値が入るまで大人しくしてたほうがいいってもんだろ。

 ――ま、女神が進言するくらいだから、そういう訳にもいかないんだろうがな。


「確かにあのままでもいずれ息絶えるでしょうが、多分数年……数十年はかかるでしょうね」

「なにそれこわい」


 すぐ死なないのかよ。

 というか、下手したら数十年もああやってもがき苦しんでるの? 地獄かよ。

 ミゼーアには苦しめられたから同じような苦痛を味わわせてやりたいとは思っていたが、ちょっと期間の単位がおかしい。同情しそう。

 数時間くらいでいんだよ。多分それくらいで俺も飽きてくるし。


 だが俺が殺すには近付いてぶん殴るしかないし、そもそも……ステータスが、足りない。

 ミゼーアに、その殆どを喰われちまったからな。


――――


本名:大鰐おおわに 顎斗あぎと

種族:人間

称号:雷帝八龍の勇者イヴァン・ザ・オロチコマンダー


レベル:1030 ←new!


HP:79/328 ←down

MP︰32/32 ←down 

こうげき︰54 ←down

ぼうぎょ:120 ←down 

とくこう:1 ←down

とくぼう:27 ←down 

すばやさ:98 ←down


残高:238 ←down


【ユニークスキル】

沈まぬ太陽(ミリオンサンズ)

不死王眼(デッドリースルー)

神々の食卓(スーパーデトックス)

・???

・???

・???

・???

・???


【スキル】

・ステータス

・ライジングインパクト:A


【備考】

 時空の超越者(ティンダロス)のミゼーアにより、ステータスをほぼ喰らいつくされた。いずれかの数値が一つでもゼロになると肉体が崩壊し、この世から消滅してしまうため、喰われていく度にステータスポイントで補填していったのは正解だった。

 だが、そのステータスではもう、このダンジョンを勝ち進んでいくことは……。


――――


 後ろ向き過ぎる備考は置いておいて、もうステータスは絶望的だ。

 残りのステータスポイントを見ても……どこに割り振ったとしても、戦力にならない。

 ミゼーアを倒せる力は、俺に残されてはいない。

お読みいただき感謝でございます。

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ランキングに載ってこの作品をもっと広めていきたいです。よろしくお願いします!

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