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女神・ザ・クッキークリッカー! ―女神を殴るごとにレベル上がるんですがそれは―  作者: 八゜幡寺


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27:真・攻略法

 ここで、エルフの捕獲方法をおさらいしよう。

 狙撃されてもいいように女神を抱き上げて、むっちゃ走り回ればいいだけばだ。

 攻撃を受けたらその方角に走っていき、見つけたらただひたすら追い詰めるのみ。

 エルフを追い詰めたなら、後はそのまま女神バリアーで押し潰すだけ。

 ね。簡単でしょう?


 まあ、これだけで倒せるような相手じゃない。

 女神バリアーに押しつぶされてはいるものの、その足掻きようはまだまだ元気。


「があああああああああ! うがあああ!」


 女神バリアーを壊したいのか退けたいのか、しかしバタバタと手足を動かしても何の意味も成していない。

 バリアーを破壊するほどのパワーは、投擲でこそ発揮されるようだった。

 ただ、このまま時を待ってても無駄だろう。


 ここはやはり、俺が直接手を下す必要があるわけだな。

 ――第一階層と同じように。




――




「ふざけるな。俺はもう、お前を殴らない」

「ふぇ?」


 俺を煽って、怒りに任せた婦女暴行を狙うつもりだった女神は想定外の答えに目を丸くしていた。

 この第一階層を突破するためにはモンスターの全滅が不可欠らしく、そしてモンスターを倒すためにはもっとレベルを上げなければ俺が瞬殺される。

 レベルを上げるためには、女神をぶん殴らなければならない。


 デコピンや軽く小突いたくらいじゃ意味がない。

 思いっきりフルスイングで顔面を粉砕する気持ちを込めて殴らなければレベルアップのファンファーレは響かない。


 だけどそんな非人道的なこと……頼まれたって煽られたって誰がするかよ!

 そんなことする奴はもう人間じゃねえんだよ!


「そんな、そしたらアギト様は……ここで野たれ死んでもいいとおっしゃるんですか!? 勇者として召喚された責務を全うせずに、くだらない意地のために!?」

「お前に言われるとほんとぶん殴りたくなるから黙っててくれる!?」

「ええー。殴ってくださいよぉ」


 うるせえ!

 何も一発くらいなら俺だって許容の範囲だわ調子に乗るなクソ女神!

 エグい角度からのリバーブローが女神の下っ腹を突き上げる。


「えぐばっ」


 女神は糸の切れたマリオネットが如く地面に崩れ落ちた。

 それを見下し、そして奴の誤解を解いてやる。


「勘違いするなよ。俺は別に、こんなところでくたばるつもりはない」

「どういうことですか? まさか、一か八かの特攻を仕掛けるおつもりですか?」


 ハズレだ。

 死ぬつもりもないのに一か八かなんてできるか。


 だから俺は――こうする。


「うひゃあっ! ア、アギト様!? これは……」

「つべこべ言うなよクソ女神。これが、俺が考えた最善策なんだよ」


 俺は、おもむろに女神を抱き上げる。

 そして向かうは、自然災害級のモンスター共が潜む場所へ。


 水爆もダメ。女神を殴るレベルアップもやりたくない。

 ただ、女神を殴ることが裏ワザというのなら、他にも女神を使った攻略法だってそれは裏ワザと呼んで然るべきじゃないか?


 ――女神バリアーで押し潰す。


 これこそ、このダンジョンにおける必勝法だ。

 そしてバリアーでモンスターの全身を壁や地面に押し込んで身動きが出来なくなったところで……。


 死ぬまで殴る。

 どれだけ時間がかかろうと殴り殺す。


 そしてそれを実行して……俺は、第一階層を突破した。




――




「なんだかんだ、あれだけ無抵抗なモンスターをぶん殴りまくればさ。自分でもびっくりするほど、良心が痛まなくなるもんだな」


 さて、このエルフは何発で死ぬかなっと――。

お読みいただき感謝でございます。

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