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爆縮と体温の機知(8)

短慮のメセナ

信じたい物ほど

嫌いになったら遠ざかる

あれは

自分に向けられた優しさだ

傷つかなくても良いように

離れていくのだ

その先にある物を

信じたいからか

それとも

そのまま居て

失望してしまうことが

嫌だからか

あの優しさが

人間の防御力だとしたら

嫌いな物の話を沢山する人は

優しいことになってしまうね


嫌なことは

世界中にあるけれど

目の前にあることは

幸いにも

そんなに無い毎日だ

起伏の無い時間は

人を優しくも無く

厳しくも無い者に変える

他人のことをどうでもいいと

言える人が居るのは

きっと

そんな理由なんだろう

一人で出来ることが

一定値あるのなら

それで事は進むから

他人が

それが出来ないとしても

嫌いな人に

置いておけば

考えなくて済むのだ

それがお互いの為という

優しさなのである


考えないという事が

ある意味で

適材適所になりつつある

意識の中で

そうやって整えられる

考えることが少なければ

精神は楽だからだ

誰かの言ったことに

追従していき

胸を痛め

簡単に凶弾する

考えの無い意見ほど

他人を邪魔するのだが

それすらも考えないから

楽なのだろう

そんな人が増えるなら

それはそれで面白い

優しさの無い世界ほど

一つになり易くなるからだ

簡単な一つは一人の意思で

どうにでもなる


考えることが無いとは

楽になるのだから

簡単になることと同じだ

簡単であることは

纏まり易く

操り易いのである

操り易いのなら

操る側も楽である

みんなの嫌いな物が増え

楽になるとは

とても

面白い世界になると思うんだ

線引きをし

断罪をし

誰かの嫌いを

考えなくて良くなる

そうなることで満足を得るなら

それを出来た人は

操る側になるだろう

そんな世界が好きなのか

僕は嫌いだけれどね





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