❷多分だけど女の子とは怖い生き物なのだろうと思う。
普通とは多数決だ、多い方が普通だとか少ない方が普通じゃないと決めつけているだけだ…だから別に周りに合わせる必要は無い、人は何故そんなに擬態したがるのだろうか。
まぁ…別に合わせるがダメな訳じゃ無い、だけどそれで1人を馬鹿にし見下すのは恥ずかしい事だ…人は少しの差で人を判断する、自分とどれだけ違うとか…どれだけ似てるとか人は自分と違う人を斬り捨てるのだ、時代が合わせる様にさせているのかもしれないがな。
一つ話をしようと思う、ある部屋に女子が5人居たとしよう。
その内の1人が部屋の外に出たとしよう…すると部屋に残った女子の1人が出て行った女子の悪口を持ち出した、つまり陰口が始まる訳だが次に出て行った女子が部屋に戻って来たとする…すると4人は陰口を辞め戻って来た女子に友達の様に接する、そして戻って来た女子の悪口を持ち出した女子が部屋の外にでた瞬間に悪口を言っていた3人の女子が戻って来た女子と一緒に悪口を持ち出した女子の悪口を言い始めるのだ。
…なんか怖くない!?
まぁ…何故こんな話をしたかというとな、先生に昼休みを潰されというか……まぁ俺が口答えしなきゃ昼休みは潰れ無かったんだけれども……いや、そんな事はどうでも良いんだ。
…少し話が脱線したが昼休みが松井先生の説教で潰れ教室に戻っていた時の事、廊下の曲がり角を曲がった時に誰かとブツかったのだ。
「あっ…すまん。」
「貴方、ちゃんと前を見て歩いてくれる?」
「はっ…はい。」
ヤバい、ビビっちまった―――――何か知らんが、あの女からは恐怖を感じる。
俺はそのブツかった女の名前を知っている――――――――――――――その女子の名前は氷遥 寧明、今はもう諦めてるので俺は見ないが、1年の頃の模試のトップは毎回の様にコイツが飾ってるのを何度も見た事がある…お世辞にも運動が出来そうには見えなかったが運動も出来る、無能な俺とは正反対だ。
…がコイツが誰かといる所をあまり見ない様な気がする、見たとしても先生くらいだ。
授業が終わり部活が始まった、同時に俺の帰宅部も始まる訳だ。
「先輩!ちょっと頼みがっ…」
「断る。」
「早っ!?…話だけでも聞いてくださいよ。」
「俺は忙しいんだ、生きるのに…。」
「今、ウチの部活がピンチなんで……。」
人の話を聞かない奴だな…お前が聞けよ、俺の話を…。
「という訳で俺の部活はあと1人いないと潰れるんです、なのでよろしくお願いします。」
まぁ、つまりは人数が減って部が潰れてしまいそうなので入れ…他の人に断られたから暇な先輩に!…と、どうせそんな事だろうと思った。
俺は昔から年下に懐かれる、嘗められる方の意味で…。
「灰坂、命令だ!入部してやれ。」
いつの間に先生居たの!?
「先生なんでですか、俺は…まさか今日の宿題の罰とか言うんじゃ……。」
「いや、私の昼休みを潰した罰だ。」
「いや、俺のも潰れてますし…プラマイゼロでは?」
先生が隆麻に何かの紙を渡す。
「これは灰坂の入部届けだ。」
「松井先生、ありがとうございます。」
「ちょっ…勝手に…。」
「文句あるか?」
「…いや、無いです。」
「…なら、よろしい。」
この先生怖い…。
すぐに連れていかれた校舎内の端っこにある教室…俺も始めて、こんな所があると知った。
その教室に入った瞬間、椅子に座る少女…表情1つ変わってないのに感じる威圧感と発せられる冷気……まるで雪女…氷遥 寧明はこっちを向いてニッコリと意味深な微笑みを見せた。
産まれて来てしまって!すみませーん。
【プロフィール】
名前:大谷 隆麻
B型・16歳 8月7日生まれ
中学の部活:陸上部
好きな食べ物:煮込みハンバーグ
嫌いな食べ物:ゴーヤチャンプル
将来の夢:まだ決めて無い。
特技:バスケ
【一言】
彼女が欲しい!!