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作者:




ポツポツ、シトシト、傘や葉に雨粒が当たる。




私は雨が好き。



この音色を聴いてると心が癒される。

雨に打たれれば汚れが浄化される気がするから。



午後8時の夜、私は泣くときは雨の日の路地と決めている。

ビショ濡れになりながら歩くのは、周りから変な目で見られそうだけど堂々としていれば案外平気。

頬をつたっているのは雨か涙かわからないから、恥ずかしくない。



雨は、泥や土などを流してくれる。



君への想いを流せたら雨上がりの空のようにカラッと私の心も晴れるのに。



ふと、前の方に相合傘をするカップルが見える。




幸せそうな笑顔。




私には、優しく覆ってくれる傘みたいな存在も隣で支えてくれる愛してくれる人もいないんだよなぁ。



私の想いだけが一方的に降り注ぐ。



天気予報では明日も雨だった気がする。





「…まだ梅雨なんだっけ」




晴れない天気、濡れる頬。

いつか開けることを信じて。






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