四話
宝物庫から出てみると既に所得が終わっていた生徒たちが自分の手にした装備を自慢し合っていた。
(どうしてあいつらは自分の手の内をポンポンと話すんだ誰に聞かれているかわからないのに。)
そんなことを考えていると宝物庫から数名の人物が出てきた。
「晃お前はどうだった。」
装備を自慢していた生徒の一人が宝物庫から出てきた晃にそう聞いた。
「ああ俺は六個の装備が反応してそのうち一つが聖剣という武器で他もA〜Sランクの強力なものだった。
」
(Aランクとかあったんだ俺はSランクより下持ってないからてっきりSランクより下の装備はないと思っていたんだがあったのか、しかし聖剣って主人公みたいだな、まあ確かにあのクラスなら主人公はあいつか。)
「おおそなたが此度の聖剣使いか。」
そんなことを考えているとシリウスが大声でそういった。
「聖剣ってやっぱりすごい武器なんですか。」
「ああこの城の宝物庫にある唯一のSSランク装備でそれを使うものには勇者の中でも特に才能があると言わらている。」
(聖剣が唯一のSSランク装備?俺は三つ持っているんだがどういうことだまあ貰えるものはもらっておくが。)
そういうことをしていると気づいたらクラス全員が宝物庫からでいていた。
「皆でてきたか、では少し説明したいことがあるのだがいいか。」
そう王様が言うとみんなは頷いた。
「では説明を始めるこれから話すことは君たちの処遇についてだ。」
「処遇ですか?もう魔王を倒すことに決まったんじゃないですか。」
生徒の一人がそう聞いた。
「確かにそう決まったがもしかしたら戦っている間に意思が変わってしまうかもしれないだから我々は取り敢えず君たちにレベル25以上になってから三つの選択肢を与える。」
「どうしてレベル25なんですか。」
さっきと同じ生徒がそう聞いた。
(全くあいつはどうして気になったことをいちいち口にしてるんだまあそれは俺も気になったから別にいいが。)
「それはレベル25でジョブにつくことができるからだ。」
「ジョブってなんですか。」
またさっきと同じ生徒が聞いた。
「ジョブとはその者の才能の方向を明確に示した物でジョブにつくことにより特殊な特殊技能か能力を得られる、他の者は質問はないか、では説明を再開するぞ、三つの選択肢の一つ目は勇者として活動してもらうこと二つ目はこの城の中で他の勇者のサポートをすることそして三つ目はこの城を出ていくことだ無論一定の支援金をこちらから払おう。」
(この三択なら当然三つ目だなまあ他の奴らはほとんど一つ目か二つ目を選ぶだろうが。)
「これで説明は終わりだしっかりとした活動は明日から始めてもらう、取り敢えず君たち全員に部屋を用意している今日はそこで休んでくれ。」
そういうと王様は鍵を机の上にばらまいた。
「では皆好きな鍵をとってくれ明日は起きたらこの玉座の間に来てくれではまた明日な」
そう言って王様が部屋を出た後クラス全員が各々鍵をとって部屋を出て行った。
(さて俺も部屋に行くか。)
しばらく城を歩いていると部屋の前に着いた。
「ここかまあ角部屋が残っていて良かった。」
俺が部屋に入るとそこには大きなベットや物入れなどのたくさんの家具があった。
「すげえ部屋だなしかし疲れた今日はしっかり休もう。」
そういって俺はベットに入った実際に疲れていたのですんなり眠ることができた。
こうして俺の異世界1日目は終わった。