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藍川兄弟

そして、その日の夜


藍川家では…


玲人「琉人、どーゆーつもり」


琉人「あの時は、我を失ってた」


玲人「なんで、柊なの」


琉人「目の前にいたから」


玲人「なんだよ…それ」


琉人「わかってる…最低だよな」


玲人「なぁ、俺、本気だから」


琉人「そか。お前が珍しいな」


玲人「初めて惚れた女に。」


琉人「そーだな」


玲人「つーか、琉人も気付いてるだろ」


琉人「あぁ。親でも間違えるのにな」


玲人「そーだよ。でも柊はわかるんだよ」


琉人「あぁ。玲人、殴れ」


玲人「え?」


琉人「俺を殴ってくれ」


玲人「殴らないよ。何も変わらない」


琉人「お前の方が、大人だな…」


玲人「当たり前。その代わり柊に近づくな」


琉人「わかった…」


続く

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