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優しい彼
玲人「顔、赤いよ？大丈夫？」
璃琥「あ、えっと、はい！汗」
玲人「俺と琉人ってさ、双子で顔同じだから、よく間違えられるんだよ」
璃琥「そうなんだ…」
玲人「璃琥ちゃんもわからなかったでしょ？」
璃琥「はい…」
玲人「ふ。正直だね」
璃琥「え！？」
玲人「みんな、嘘付くんだ」
璃琥「好かれたいから？」
玲人「うん。そう。」
璃琥「そっか…」
玲人「見え見えの子って好きじゃないんだ」
璃琥「そーなんですか」
玲人「ふ。急に敬語になった（笑）」
璃琥「え！？あ、ごめんなさい」
玲人「ホント、面白いよね（笑）」
璃琥「！？」
玲人「琉人と話してる所、聞いてたから」
璃琥「恥ずかしい…」
玲人「ふ。さ、帰ろっか」
璃琥「あ！そうだった！」
玲人「ん？」
璃琥「心配かけちゃう…」
玲人「お母さん？」
璃琥「私、両親に捨てられて施設にいるの」
玲人「そか」
璃琥「はぃ。」
続く
