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土地と兄の知人

いつものように早朝に出て仕事を探す。塩漬けには結構種類があり、お届けものを頼むのもある。規模が近所ではなく3国先とかが、商人を有しているギルドではならでは感じられる。

大体私が受ける依頼は、迷宮での鉱物・薬草採取とかだ。魔石採取とかはまず無理だし。一番低い魔石を取ってきてもお金にはならない

依頼が、出てるのは上級の魔石とかしかも数が多く上位の人では無いと無理なものばかり。黒とか黄色のレベルなら大丈夫だろうが。無茶はしないのが鉄則の私には無理な仕事ばかりだったりする。それ故、低級・中級の迷宮に日に2回潜り稼いでいる。希少価値がある鉱物は大体迷宮で採取される。

定期的に出る鉱物依頼を受けて生活している人もいるから稼ぎとしては良い。場所に場所にもよるが、宝石を採取できる場所も合ったりする。

宝石は面倒な魔物がいるから採取しにいかないが結構な実の入りがあるとかなんとか。

今日もいつものように低級迷宮で取れる面倒な鉱物の依頼を受ける。半水晶は水系迷宮意外で採取できない。しかし水系なので、水浸しになる可能性があるため余り人気がない仕事だ。

それを20と50を受けるため受付に行くと本気ですか?と聞かれた。

本気じゃなかったら依頼を受けないでしょ。といっといたが、何故疑われるのだろう?

それと、商人の目が面白いものを見ているようだが、何か有ったのだろうか?と思いつつ水が滴る壁に鶴嘴を打ち付ける。半水晶の黄水晶と紅水晶がとれたが水晶はまだだ。どちらも依頼品ではないが確保しておく。がつがつと鶴嘴を10回ほど振るうと水系魔物が出てくる。魚人とか水属性の蜥蜴とかが

面倒だが出てきたら即叩ききる。魚人は鱗を蜥蜴は低級の水魔石を落としてくれる。

階を変えて鶴嘴を振るうこと半日ほど、やっと指定数の半水晶を揃える。じゃぶじゃぶと歩きながら主部屋に入る。

何が出るかな?

蛟とか水竜とかかな?と思っていると主部屋の真ん中にテーブルセット。

お座りくださいと書いてあった。何が出るのかしら?とドキドキしていたら水属性の貴族が出てきた。

何でかと聞いたら代々守っている迷宮だそうで、水晶を採取するために潜る人ならいいが、他の目的だと叩き潰さないと行けないと困った顔をしながら腰に射したレイピアを見せてくれた。

貴方みたいな人なら良いのに。と顏を歪ませている青年を見ながら頑張れとしか言えなかった。

時間が過ぎれば、扉は開くそうなので色々話を聞くことに。

出来の良い兄弟を見習えと言われるのが苦痛だとこのまま迷宮だそうで管理で良いのに。誰にも比べられなくて良いのにと半水晶を掘り出す倍率は管理者の魔力で、左右されるとか。今の倍率が一番理想的なのに何故わかってくれないんだ。とか、色々たまっていたものを吐き出してすっきりしたような管理者。

ありがとうございます。と笑顔で言われた。こんな簡単な主部屋は久しぶりだなと思っていると耳よりな話として、両親の話を聞いた

何でも、大切に奥に仕舞っていた短命の娘が家でしていて探索を命じようとした矢先に有力貴族の婚約者として育てていた娘が駆け落ちして娼婦になっていたとか、跡取り息子に短命の娘を探すなと言われたとか。教会で娘との縁が切られていた事が分かって娘に付けてた護衛獣に馬鹿にされかつ娘との仲良さげな話をされたとか。かなり身内の話をされた。

兄様の関係か?と思ったら

今度の休みに遊びましょう。と言われた。断固拒否したが、私の土地で遊ぶ約束をさせられた。ではと開いた出口に誘われてしまった。これこそ年の差がなせる技なんだろうとぐったりしながらギルドにいく。

依頼品と鱗を出して査定してもらう。依頼品だけなら簡単に終わるが、鱗は装束品として、扱われるため時間がかかる。時間潰しに普通の依頼板を見ていると紅水晶と黄水晶の依頼が出ていたので依頼書を持って受付に依頼品を出すと周りに驚かれた。

数が共に100だったからか?と思いつつ品を出して報酬を貰う。先に出したのもちょうど終わったとのことなので、一緒にさてもらいギルドをあとにする


土地に着いたら荒縄を出して杭に縛り付けて行く。ぐるっと一回りしてから荒縄に人避けと獣避けを施して一休み。

水場で水を浄化するために水晶を取り出す。基本的な浄化だか一番効く方法だ。ただ、水の色が変色している場合は数が必要だ。そこまで酷くなく淀んでいるだけだから20位で良いだろうと持っていた水晶を投下する。これで2〜3日したら普通の水になるだろう。水が良くなったら周りの草花だ。

枯れ草しかない状態なので、毒を吸収する薬草と毒を分解する薬草を蒔く。成長するには低濃度の毒が必要な薬草なのでぴったりな環境だろう。

あとは、薬草が育ったら採取して売りに出さずに浄化の炎で焼いてしまえばいい。さすがに浄化の炎は自前でどうにか出来ないので教会でお願いする予定だ。

鍬で耕した土地から体に悪そうな空気が出たが、硬い大地より柔らかい大地の方が植物には良いだろうと頑張って耕した。無論、大地の魔石を付けた鍬で耕したから簡単に出来るのだか。なかなか便利な鍬を作ったな♪と自画自賛しながら土地全体を耕した。

夕日になった頃合いで、毒を吸収して育つ野菜などを植え終わる。これも収穫したら教会にお願いする予定だ。夏野菜なので、大地の浄化が終わったらすぐに普請をお願いしても大丈夫だろう。

あとは、人が長時間居ても大丈夫な環境を作ったら大工さんにお願いして家を建てて貰えば良いだろう。

今日の仕事はお仕舞い。あとは、もう一度潜るだけだ! とギルドにいく

こんばんは。とギルドに入ると面倒なことになっている

受付付近には、以前のギルドでちょっかいをかけてきた成り上がりさんがいた。

その名の通り上位の迷宮潜りで、功績?を認められて貴族の一員として低級貴族の嫁さんを貰った人だ。

何でこんなところに?と思ったが客として来たなら問題ない。依頼をするより自分でいった方が早くない?

あ、でも金を回す観点から考えたらそうでも無いかと思い直し納得した。

さて、今日は遅いから軽めの薬草で選択しておこう。無難な腹薬の依頼を受ける。数が多く100セットだかまあ、なんとかなるだろう。それに低級なら結構生えてんだよ、この薬草が。定番は中級だから皆中級に行っちゃうんだよね。と依頼を受ける。依頼主が国とか面倒だが、金払いはきっちりだし大丈夫だろう。とさ早速潜る。

周りの魔物を邪魔にならない程度に間引いてから薬草を採取する。1階に10セット前後採取したら下に行く。という作業を繰り返して100セットギリギリ揃える。

主部屋で花の形をした種・葉を飛ばす魔物を倒して大地の魔石を得てから帰る。

まあまあ良い稼ぎになったな。と思いながら宿に戻る


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