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境界線について

あまりにも疲れていたのか起きたら翌日の朝だった。かなり日が上がっているので、かなり寝坊だ。やはり年には勝てないなと思いながら体を起こす。

体の関節が痛いので、今日は無理しないつもりなんだが軽い感じの依頼を行うつもりだ。昨日みたいにギルドの泣き落としには屈しないようにしないと肉体的にきついものがある。

そもそも、軽い依頼と言って鉱物の依頼を進めるか?数もかなりあったし。あれは決して軽い依頼とは言わない

治しに出した武器・防具も治っただろうし。つか、普通はどちらも治しに出さないのだが、抜かった。

もう少し、早く出して置けば良かった等と思いながら食堂に降りる。

食堂にいた女将さんに昨日、降りてこないから心配した。と言われた

「年には勝てませんね」と言うとそんな年じゃ無いだろう。若く見えるけど、いくつ?といわれた。

結構、良い年なんですよ。と伝えて置く。実年齢を伝えても納得しないだろうし、髪が伸びたのをそのままにしていたのが悪かったのだろうか?

それとも駄目親に似たのか?

髪を切らないとダメだな。伸びてしまった髪を適当にまとめ食事を食べる。

ギルドに生き、簡単そうな薬草採取の依頼を受ける。ちゃんと塩漬け依頼から受けたから文句を受け付けない。ちょっと不満そうな顔をしているが知りません。草原の階層で、薬草を採取。内容も、重量も軽めにしているが、数は多くあるので文句は言わせない。

というか、何でこんな依頼だした?と聞きたくなるような依頼が多いがそこら辺の査定はきちんとしているのだろうか?

考え事をしつつも間違えずに採取をしていると攻撃を仕掛けて来た人が居たが、切った髪の毛を再利用した結界を張っていたので無傷だった。髪は神に通じる。という言葉使いの真似をしてみた。実際に魔力が多いひとは髪の毛を伸ばして調節するとか聞いたことがあるから、魔力を貯めやすいのだろう。

採取しながら攻撃を仕掛けてくる方をみると、昨日の新人さんやその仲間なんだろう人影が。八つ当たりなのか、何かの思惑があるのか知らないが考えが甘い。反撃されて全滅させられたらとか思わないのだろうか?

ギルドに告発されたらどうすんだ?と考えないんだろうか。私は、ギルドでは新人だが、クラスは中堅。しかも、塩漬け依頼ばかり受けてくれるありがたい存在とただの新人さん。

どちらが優遇されるかなんて考えなくてもわかるだろうに。

そして、いくら攻撃されって結界を破ることができないので、こちらは無傷。あちらは、疲労困憊・魔力切れを起こしている。帰還するのが大変だとおもうが。出口には必ず主部屋があるのでそこを突破しなくてはいけない。今の状態で主をどうにかできるのだろうか?

主は、火の属性を持った狐。火が厄介だが、水精霊を喚ぼうか、水魔石を武器につけるかだが、今の武器には付属はできないので水精霊を呼ぶことにした。自前の魔力を使えば疲れるので、魔石を使って始末することに。

水精霊を喚んで水をぶつけて火の威力を弱めて、叩き切る。

火傷を少ししたが、死ぬほどの傷ではない。水精霊を還すと主が居た場所に火の属性ね魔石が落ちていた。

依頼品を持ってギルドに行く。迷宮内で起きたことを報告し、以降無いようにお願いする。

帰還できればそうしておきます。といってたけど、帰還できるのか?

簡単な採取なので、すぐにお金が払われた。今日は、いつものギルドではなく町中の女将さんイチオシに食べに来た。ギルドではなにやら見張られている感じがするので。私を監視する意味が分からないが、落ち着かない雰囲気で過ごすのもいやだし。野菜のスープとパンがまぁまぁ美味しかった。境界線に杭を打ちに行くついでに防具・武器を引き取りにいく。砥や直しは万全になっているし、細工部分を勝手に弄った形跡はない。私が使いやすいように調節しているため、下手に弄られると困ってしまう。今回は、何事もなかったので良かった。

ぶらぶらしながら土地につく。渡された書類と提出された書類との誤差がある場合がある。一般市民と貴族とは書類が違う。

私は一応、一般人。しかしながら書類上はどう分類されるのか分からないので、書類に関する精霊さんを喚ぶ。この精霊は普通のひとの呼び掛けでも出てきてくれる精霊さんなので、消費量が少ない。

こんにちは。と出てきたできる女風な精霊さんに挨拶して持っている書類を渡して合っているか確認してもらう。

境界線をはっきりさせたいと伝えると指示してくれると言うので、私が買った土地ギリギリに杭を打つことに。

指示された場所に軽く足で杭を踏み込み差す。その杭を木槌で叩き大地にめり込ませる。これの繰り返しを精霊さんに杭打ちの指示を受けながらの作業で半日。日が沈み始めた頃にやっと終わった。

精霊さんに感謝してから還って貰ってからほーっと一息付いた。

書類上は敷地周辺と書かれていたが、実際は敷地と水場のみだった事が、杭打ちでわかった。それでも、広いのだが何か釈然としない。

明日も一度潜った後に縄張りと種まきをすることにした。そろそろ暑くなるから早めに蒔いた方が良いだろうと夕日を見ながら明日の流れを考える

家を建てる木材・大工もも購入・依頼をしないといけないので、稼ぎを多くした方が 良いとも思うが、体がついて来るか心配になる。その前に人が入れるように状態をどうにかしなくてはいけない。

何とかなるか!何とかしないと終の住みかができないし。

と町に歩き出す。

宿に戻り食事を取っていると吟遊詩人が歌っていた。昔は楽しみにしていたが、今は余り気にならない。他国のゴタゴタを歌っている。

一曲終わり続いて歌った曲が、黒目黒髪の貴族の姫様が金髪騎士との駆け落ち話。そんなことこの国ではまずないし、あったとしても相手方も貴族とかと言う落ちだろう。何が楽しいのか?と思い長居をせずに銭湯に行く。

さっぱりした後で、宿に戻るとまだ、歌ったている。居酒屋だったら稼ぎがあるだろうになぜ、やどで?しかも、すでに客も、いないのに飽きないな〜と呆れつつ部屋に戻る。吟遊詩人に扮してなにやら工作をする間者がいるらしいので、切った残りの髪の毛を使って結界を引いておく。音の届く範囲を無効化してもいいが、魔力が足りないから自分だけに施しておく。

各家々には教会の守りがあるから住人に害するものは弾き飛ばす効果がある。それで、どうにかなるだろう


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